西村康稔の発言 (議院運営委員会)

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○西村国務大臣 各党の皆様におかれましては、政府の新型コロナウイルス感染症対策に御協力を賜り、御礼申し上げます。
 本日は、緊急事態宣言及び蔓延防止等重点措置の終了について御報告いたします。
 新規陽性者数は、全国的に大きく減少しており、今週先週比が直近で〇・五を下回るまでに減少しております。ワクチン接種や人流抑制などに御協力いただき、国民の皆様に感謝申し上げます。
 また、重症者数についても、昨日は一千六十二人とピーク時の半分以下の水準にまで減少しております。
 病床の確保などの医療提供体制の強化とも相まって、病床使用率は全ての地域で五〇%を下回り、特に緊急事態措置区域ではいずれも四〇%を下回るなど、病床の逼迫の状況は大きな改善が見られます。医療従事者の皆様の御尽力に感謝申し上げます。
 こうした中、現在緊急事態措置の対象となっている十九の都道府県については、いずれも、病床使用率の改善に加え、重要な指標である自宅療養者及び療養等調整中の方の合計は、減少傾向が継続し、専門家から示されている十万人当たり六十人の水準を下回るなど、新型コロナウイルス感染症医療の負荷が軽減されております。また、もう一つの重要な指標である救急搬送困難事案についても、東京を始め多くの地域で減少傾向にあるなど、一般医療への負荷も軽減されています。
 以上のように、医療の状況は大きく改善していることなどから、これらの十九の都道府県については、期限どおり、今月末をもって緊急事態措置を終了したいと考えております。また、このような医療及び感染の状況や各都道府県の意向も踏まえ、蔓延防止等重点措置の対象にもしないこととしたいと考えております。
 また、現在蔓延防止等重点措置の対象となっている八県については、いずれも、新規陽性者数や病床の状況は改善し、ほぼ全ての指標がステージ2相当以下となっていることなどから、各県の意向も踏まえ、今月末の期限をもって同措置を終了すべきと考えております。
 以上の状況を踏まえ、本日、基本的対処方針分科会を開催し、緊急事態措置及び蔓延防止等重点措置の終了について御了承いただきました。この後、政府対策本部を開催し、これらについて決定したいと考えております。
 なお、本日の分科会では、今回の緊急事態措置等の終了後も、様々な制限について段階的に緩和していくこと、その上で、基本的な感染対策の継続を含め明確に情報を発信すること、また、今後の感染拡大に備えて、ワクチン接種率の向上を含めた総合的な感染対策及び医療提供体制の更なる強化をしっかり進めるべき、さらに、医療逼迫を生じるような予兆を探知した場合に早期に効果的な対策を講じるべきといった御議論がありました。
 解除後、様々な活動が活発になれば、感染者数の増加が予想されます。流行は今後も起こります。本日の専門家の御意見もしっかりと受け止め、今後の早期の感染再拡大を招かないよう、対策については段階的に緩和し、緊急事態措置を終了する地域においては、必要な対策を継続することとしております。
 具体的には、まず、飲食店に関する対策については、営業時間の短縮の要請を継続し、その後、地域の感染状況等を踏まえながら、一か月までを目途に段階的に緩和することとします。営業時間の時短要請については、第三者認証制度の適用店舗では午後九時まで、それ以外の店舗では午後八時までを基本とし、いずれの店舗においても酒類の提供を可能といたしますが、地域の感染状況等に応じ、蔓延防止等重点措置区域で適用される措置も参考にしながら、都道府県知事が適切に判断することとします。また、時短要請に協力いただいた飲食店に対しては協力金を支給することとし、これまでと同様に、国がその財源の八割を支援いたします。
 また、イベント開催に係る規模要件については、一か月間の経過措置として、人数上限五千人又は収容定員の五〇%以内のいずれか大きい方とし、一万人を上限とします。
 さらに、外出・移動制限については、当面は、混雑を回避して少人数で行動すること、テレワークなど柔軟な働き方への対応を行うことなどについて協力の要請を行うことに加え、帰省や旅行、出張など都道府県間の移動に際しては、基本的な感染防止策を徹底するとともに、ワクチン未接種者等のリスクの高い者には検査を勧奨することとし、対応については、感染状況等に応じ、各都道府県知事が適切に判断することとします。
 また、この冬に感染拡大が起こり得ることも想定して、今回の様々な経験も生かしながら、感染拡大の状況においても必要な方が必要な医療を受けることができるよう、引き続き、地方自治体と連携し、必要な医療提供体制の強化の取組を継続していきます。
 その上で、ワクチン接種が進んでいく中で、諸外国の取組も参考に、ワクチン接種証明と検査の陰性証明を組み合わせたワクチン・検査パッケージにより、感染防止対策と日常生活や社会経済活動との両立を図っていきたいと考えております。関係者の皆様との意見交換や技術実証の実施などを通じて課題を整理し、実効性のある枠組みの構築に向けて制度設計を進めてまいります。
 今回、緊急事態措置等を終了しますが、今後とも、国民の皆様の命と健康を守ることを最優先に、冬の感染再拡大への備えに万全を期すとともに、感染の再拡大の予兆が見られた場合には、専門家の御意見も伺いながら、都道府県と連携して、蔓延防止等重点措置の適用なども含め、機動的に必要な対策を講じていきます。各党の皆様におかれましても、何とぞ御理解と御協力をよろしくお願いいたします。
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発言情報

speech_id: 120404024X05520210928_004

発言者: 西村康稔

speaker_id: 6755

日付: 2021-09-28

院: 衆議院

会議名: 議院運営委員会