吉田統彦の発言 (内閣委員会)
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○吉田(統)委員 おはようございます。立憲民主党の吉田統彦でございます。
三十五分いただいております。早速質問に入らせていただきたいと思います。
まずは官房長官、よろしくお願いいたします。
前回、二月二十四日の内閣委員会で、私の感染研の充実を図るべきという趣旨の質問答弁の中で、官房長官は、国立感染症研究所が担うべきその役割が果たせるように、定員等の配置等もしっかり進めていきたいとおっしゃってくださったと思います。
その際にも申し上げたんですが、来年度の予算、ようやく感染研の定員、現在の三百六十二から七百十六に、ほぼ倍増することを決めていただきました。しかし、ワクチンの開発に精通した人材とか優秀な研究者を招聘したり、管理職を増やしたりする予算立てになっておりません。是非とも、官房長官、田村厚生労働大臣と一緒に感染研の機能強化に取り組んでいただきたい。まず冒頭、お願いをしておきます。
加えて、感染研以外の国産のワクチン開発力も強化していただきたいと思います。これは今回だけではなくて今後も踏まえて。
まず指摘したいのが、産学及び産学官の連携の重要性であります。
実際、我が国が使用しようとしているのは、ファイザーの以外はモデルナやアストラゼネカですが、このワクチンは産官ないしは産官学で進めています。
例えば、モデルナのCOVID―19のワクチンは、コードネーム、メッセンジャーRNA―一二七三、これはメッセンジャーRNAワクチンです、アメリカ国立アレルギー・感染症研究所、アメリカ生物医学先端研究開発局及びモデルナによって、これは産官学ですね、連携で開発されました。オックスフォード・アストラゼネカCOVID―19ワクチン、コードネーム、AZD一二二二、これはウイルスベクターのワクチンです、これはイギリスのオックスフォード大学と医薬品メーカーのアストラゼネカ社が共同で、つまり産学連携で開発しています。
アンサーズニュースによるWHOの三月二日時点のまとめでは、世界で現在、臨床試験に入っているCOVID―19ワクチン候補は七十六種類、このほかに百八十二種類が前臨床の研究段階にあるとされています。日本だと、大阪大学、アンジェスが共同開発するDNAプラスミドワクチンが国内の二相、三相試験を実施中、塩野義製薬の組み換えたんぱくワクチンも昨年十二月から一相、二相試験を始めておる、同社は今春、第三相試験を始めたいと。また、KMバイオロジクスの不活化ワクチンと第一三共のメッセンジャーRNAワクチン、IDファーマのウイルスベクターワクチンは今春の臨床試験開始を予定していると報道されています。
我が国は、以前から私はるる申し上げているように、アンジェスワクチンを含めて、このアンジェスのワクチンを含めてすら、臨床段階にあるのが僅かに二社、前臨床段階が僅かに二件であり、心もとない状況ですね、官房長官。
本当に、今回もそうですが、今後のパンデミック対策として、真に期待が持てるワクチン候補に対して、公正な手続の下、支援を実施すべきであります。平素からそういった素地を、官房長、育てていただかなければいけません。
今回の状況を踏まえて、ワクチン開発における産官学連携あるいは公正な予算づけでベンチャーを育てていくことというのは、これはもちろん雇用も生み出しますし、また、医薬品産業を本当に、大臣お詳しいんですが、底上げにつながると思います。ですので、ここから問いなんですが、官房長官、国家戦略として、こういったワクチン開発が可能となるような産官学連携戦略やベンチャーへの支援策、そういったものに関して御所見を伺いたいと思います。