稲津久の発言 (農林水産委員会)

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○稲津委員 丁寧な御答弁をいただきまして、ありがとうございました。是非しっかりそうした声に、また、丁寧な地元への対応もよろしくお願いしたいと思います。
 次に、木材の需要拡大についてということでお伺いしたいと思います。
 先日、東京銀座にあります今年十月に完成予定の木造の商業ビル、地上十二階建てでございました、その建築現場を視察してまいりました。このビルの建築には約三百立方メートルの木材を使用しておりまして、百八十九トンの二酸化炭素排出を削減することにつながる、こういう説明を現地で受けました。すばらしいことだと思います。
 東京銀座の一等地のところに、あの鉄筋コンクリートのビルばかり並ぶところに木造の商業ビルが建つということで、完成後の景観の説明もいただきましたけれども、これは相当注目されるだろうなと思って見てまいりました。
 心配していたのは耐震とか耐火のことなんですけれども、まず、耐震については、集成材などを用いた制振壁ですとか防振の柱、これを整備することで鉄筋コンクリートと同様の耐震性能が備わる、こういう説明も受けました。それから、耐火のことについては、二時間の耐火性能がある集成材を利用した柱やはりがあることによって、鉄骨等のビルとほとんど遜色がない、こういうこともありました。
 先ほど申しましたように、完成の暁には、ビル街に木造の高層建築物ができるということで、恐らく、木のぬくもりとか、そういうことを直接受けることによって更に注目が集まる。問題は、コストの問題だと思うんですね。残念ながら、少しコストは高いという説明がありました。
 その解決の方法は何があるのかなと思うんですけれども、やはり一番大事なことは、もっと木材の需要が拡大していく中でコストが必然的に下がってくる、そういう環境をつくっていくことが大事なのかな、こんなふうに思いました。その意味におきまして、特に都市部における木材の利用の促進が必要ではないか、こんなことも感じてきたところでございます。
 それからもう一つ、林業における課題として、人材の育成の確保というのは喫緊の課題でございますけれども、全体として、やはり、森林・林業に携わる方々については人材不足というのが否めないと思います。
 どこに問題があるか。私は、何といっても、他産業並みの従業者所得を確保することができるかどうか、ここにあると思います。ここも実は、この課題の解消のためには木材の需要拡大というのがキーポイントかなと思っておりまして、そういう意味でも木材の有効活用そして需要拡大を図るべきと思っています。ある意味一大ブームを巻き起こすぐらいの、そういう大きな流れがあるといいのかな、こう思っておりまして、木材の需要拡大の取組について見解を伺いたいと思います。

発言情報

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発言者: 稲津久

speaker_id: 11884

日付: 2021-04-06

院: 衆議院

会議名: 農林水産委員会