石原俊の発言 (文部科学委員会)

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○石原参考人 御質問ありがとうございます。
 大学によっては、トップダウンのガバナンスをうまく使って、教職員や学生との信頼関係を築いている大学も少なからずあると思うんですけれども、やはり、現在のこの十何年かの大学ガバナンス改革という名の下に進められてきた部分の、トップダウン化の弊害というのも今非常に明らかになっているというふうに思っております。その典型的な事例が、今回、旭川医科大学で発生したというふうに私は考えております。
 この場合は、コロナ患者の受入れをめぐって、学長は、経営の観点から受入れはするべきではないという判断だったと思うんですが、病院長は、診療あるいは研究の公共性という観点からコロナ患者の受入れはするべきだ、そういう考えで、対立があったわけですね。結果として、学長が経営の観点から、病院長を解任するという形に至ったわけです。
 すなわち、この場合、大学のガバナンスのたてつけが、やはり法人化以降、法人化のときに経営と教育、研究の分離ということを考えた、これは私は必ずしも反対ではないんです、経営と教学の分離を行い、学長はその両方のトップになるんだけれども、経営と教学は両輪であるという考え方で大学ガバナンス改革をやったことに関して私は反対ではないんですが、現在、旭川医大などで起こっていることは、経営による教育、研究の支配ということなんですね。その両方のトップに学長が立っていて、強大な権限をやはり持ってしまっている、ここが大きな問題だったというふうに考えております。
 やはり、教育、研究と経営の対等性というものをちゃんと確保していくようなガバナンスの再改革というものが必要と考えております。

発言情報

speech_id: 120405124X01120210420_018

発言者: 石原俊

speaker_id: 17917

日付: 2021-04-20

院: 衆議院

会議名: 文部科学委員会