浮島智子の発言 (文部科学委員会)

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○浮島委員 公明党の浮島智子です。よろしくお願いいたします。
 今、原田委員の方から、大阪教育大附属池田小学校の話がございました。私も、池田小学校には何度も視察に行かせていただきました。今、大臣の御答弁の中にもセーフティープロモーションスクールという言葉が出てきましたけれども、このセーフティープロモーションスクールは、なるべく広く広げていかなければならないと思っております。
 と申しますのも、大阪北部地震のとき、寿栄小学校でブロック塀が崩れ、貴い命が失われました。このときも私、その日に現地に入らせていただき、子供たちとも話をさせていただきましたけれども、自分自身反省したのは、ここにセーフティープロモーションスクールが認定されていたらと思いました。
 このセーフティープロモーションスクールというのは、もう御存じだと思いますけれども、学校と地域、ここが一体となって、子供たちが、小学校なら一年生から六年生までが縦でチームをつくって、そして、家から学校までの間でどこが危険かということを自分たちで探す。また、学校内はどこが危険かということを自分たちで探す。それをみんなが集まって一つのマップにして、それを近所の方々、地域の方々、そしていろんな方々にお配りをして、地域全体で子供たちの命を守る。
 この寿栄小学校のブロック塀のときも、私が行って子供たちの話を聞いていたら、子供たちは、毎日登校するのに、ブロック塀が途中から継ぎ足されている、子供の目線になると、私も子供の目線になって低くなると、子供の目線からになると、継ぎ足されているところから曲がっているんです。なので、子供たちは毎朝、これは危ないよねと言って通っていたそうです。でも、学校に入るとそのことを忘れてしまって、その危ないよねという声が誰にも届かなかったということがありました。
 なので、このセーフティープロモーションスクール、どうか文科省としても広げていくように、お願いをさせていただきたいと思います。
 本日ですけれども、五月の十二日の質疑の続きで、文化庁の京都移転についてお伺いをさせていただきたいと思います。
 前回、芸術文化の支援策として、地方創生臨時交付金の活用、これをしっかりとしてもらいたいということで取り上げさせていただいたところ、早速その週末に通知を出していただき、ありがとうございました。少しでも文化芸術の方々を救えるように、これからも知恵を絞っていきたいと思います。
 今回の一連のコロナ対応では、文化芸術団体への対応や補正予算の執行などで芸文参事官がかつてない多忙な状況であり、東京オフィスの調整を担う企画調整課は、今回、自ら所管の博物館や美術館など文化施設の入場制限が問題となったため、それへの対応で手いっぱいになってしまったと伺っています。
 このため、どのように今回のコロナ対応に当たってきたかを文化庁に伺ってみましたが、元々、政策課の企画ラインは文化庁全体の、国会の連絡調整の担当が当たる一方で、担当課長補佐は既に断続的に芸文参事官の支援に当たっており、さらに、各企画官は京都移転の準備に追われていることから、今回は、芸文参事官や企画調整課に代わって課長が庁内外の調整の担当に当たるという事態が多かったと聞きました。
 もし政策課が京都に移っていたら、この四月、五月のコロナ対応は全く回っていなかったという状況だと私は思います。しかも、現在の体制でも、文化芸術関係者から、対応が十分でない、また遅いなどと言われており、文化芸術団体は、もう明日が見えないという大変厳しい状況になっています。今、文化庁として全力を挙げて支援すべきときであり、京都移転に人や時間を取られてしまってはならないと私は思います。
 このほか、調査機能の弱体化も見受けられます。
 文化庁は、二〇一八年の十月、京都移転を進めるために、従来の長官官房、文化部、文化財部、この部制を廃止いたしました。この結果、今国会で提出された文化財保護法や著作権法の改正でも要綱など誤字脱字等が多く見られたほか、政府内の調整や国会対応でここ最近ミスが多く目立ちます。
 加えて、最近の文化庁は、三の丸尚蔵館の名品を地方に貸し出す取組を宮内庁と連携して始めておりますけれども、これも、文化庁の担当課が京都に行ってしまったら、宮内庁との調整に懸念が生じます。現在、文化庁の行政は、文化観光や食文化など、他省庁との連携もどんどん増しており、これからも増えていくと予想されます。
 このように、喫緊の課題にしっかりと向き合わず移転準備にいそしんでいたら、文化芸術関係者はますます不安になると私は思います。文化芸術の灯を消さないためにも、明日が見えない文化芸術関係の方々への支援を全力で今は尽くすべきだと思います。
 移転によって人や時間が取られてしまうのは本末転倒だと思いますけれども、これからの文化庁の在り方について、大臣の御所見を伺います。

発言情報

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発言者: 浮島智子

speaker_id: 34370

日付: 2021-05-26

院: 衆議院

会議名: 文部科学委員会