麻生太郎の発言 (予算委員会)
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○麻生国務大臣 小倉先生、これは御存じのように、日本の場合は、安定した政治、自由主義、法治国家等々、治安もいいし、生活環境、かなり上等なところがみんな一つになったんだと思っておりますけれども、その中で、やはりでかいものの一つとして、実体経済というのがこれだけ大きくなってきて、なかんずく、金融資産等々を見ますと、個人の金融資産が一千九百兆を超える。その中で、現預金が一千三十兆。
ちょっと薄気味悪い金額ですよ。国家予算の十倍ですからね、これ。個人ですよ。たんす預金は別。表に出ているお金だけ。これだけでかい金がありますので、この資産の運用というのが、ほとんど金利のつかない現預金としてずっとたまっているというのはちょっと異常。ほかの国では全くこういう例はありませんから。そういった意味では、この持っているもののポテンシャルを生かさない手はないではないかと。
おまけに、今まで、アジアの中では、それをやっておりました香港が今のような状況になってきていますから、どんどんどんどんキャピタルフライトが起きているというような、そういう状況でもありますので、世界の中における金融資本というものの位置づけとして、アジアの中で、いわゆる時間が、グリニッジの、グリニッジとは、ロンドンの時間とニューヨークの時間とアジアの時間と約八時間ずつぐらいずれていますので、それをうまく利用して今までやっていたのを、日本でこれをやろうではないかという意欲が湧いてきつつあると思っているんですけれども。
まだ、何となく、大丈夫かという御意見もいっぱいあるんですけれども、そういった意味では、やろうではないかということで後押しをして、そのためには、法律的に面倒くさいところがあって、例えば、書類を提出しなければならない、こんな書類。
これはちょっと、なかなか横文字から縦文字に直してもらうというのはえらいことですから、英語でもいけるようにしようじゃないかというようなことをやらせていただいたり、いろいろなことを今やらせていただきつつあるんですが。そのほかにも、在留資格、日本に移ってくるわけですから、そういう人たちの在留資格を緩和するとか、家族、子供、住居、教育、医療等々を考えていかないかぬというので、そういうものの対応をする、法律的にというのもありますし。
また、金融市場というものを魅力的なものにしないと、何たって魅力のあるのは金があるということですよ。ないところに金は寄ってきませんから。金があるからそこに寄ってくるわけですから。その金があるというのに対して、いかにそれを、取引をうまく活性化するとか、外国人の人でもそこに住んでやれるかとか、リスクマネーの供給を促進するとか、資産の形成、個人の、個人資産の形成を拡充する等々、いろいろなことが国内外の人たちの、プレーヤーというんですかね、そういった人たちにとっての魅力を向上させることにつながらないと、こういったものは広がらないと思いますので、まだまだ始まったばかりでありますけれども、基本的にはその方向で事を進めたいものだと思っております。