盛山正仁の発言 (予算委員会)

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○盛山委員 私は、政治家も、そして行政官も、多くの方とお目にかかって現場の状況等を伺うことは重要であると考えております。
 私が公務員のときに担当した課題で外交問題になったものがありましたが、当時の担当局長が、問題になった業界団体の会長ほかの役員と初めましてと名刺交換するのを見て、これじゃ駄目だなと感じたことがありました。日頃から、担当する業界の状況等について意見交換を行い、現状を把握することが必要です。
 以前には、酒食を伴う会合が少なからずありました。しかし、平成七年の大蔵省過剰接待事件、平成八年の通産省石油商事件、厚生省社会福祉法人事件等の不祥事が起こり、平成八年に省庁ごとに訓令で倫理規程が定められました。それにもかかわらず平成十年には大蔵省金融不祥事事件が起こったため、平成十一年に国家公務員倫理法が制定され、平成十二年に国家公務員倫理規程が制定されるようになっております。
 同法施行当初は、町中から遠く離れた事業所への監査のときにお弁当を用意していただくことも不可とされておりましたが、徐々に実態、常識に即したものとなり、最近では届出を行った上での飲食も行われるようになってきていると承知しております。
 人の心は弱いものです。最初はこれで大丈夫だろうかと思っていても、徐々にこの程度ならよいだろうとなり、だんだんと緩んでいきます。そうであるからこそ、訓令の倫理規程は守られず、国家公務員倫理法を制定せざるを得なくなったと承知しております。
 再度、澤田参考人にお尋ねします。
 どういうお考えで、総務省幹部職員に対して度重なる接待を行われたのでしょうか。総務省のNTTに対する許認可に対して手心を加えてほしいということではなく、日頃から相互の関係をよくしたいとの思いではないかと想像するのですが、それにしては度を過ぎた接待ではないでしょうか。
 以前、私が国際担当の課長であったときに、ドイツでドイツ政府の担当局長と食事をいたしました。そのときに、その局長は、アメリカ人はちょっと極端だから昔は禁酒法を制定した、現在では政府職員は食事を含む贈答について二十ドル以下でなければならないという倫理基準を作っている、私たちはそのようなことは考えられない、過剰になってはいけないけれども、この程度の分相応の食事を共にして、両国間の現状等について率直に話し合うことは必要なことだと話されまして、私も同感ですとお答えしたことを覚えております。
 なぜNTTはこのような過剰な接待を繰り返されたのでしょうか。澤田社長やNTTの幹部の方は、ポケットマネーでどなたかとお食事をされるときに、このような豪華なお食事をされ、お酒を振る舞われるのでしょうか。
 もし、総務省を接待する機会だから、会社の経費で自分の懐が痛まないから、ふだんは食べられない高級な食事、お酒を楽しもうと、もし考えたのであれば、さもしい、浅ましい行動であるということになります。
 受けた総務省側に問題があることは当然でありますが、過剰な接待であることを認識されていなかったのでしょうか。また、結果的に、将来が期待されていた総務省の公務員が役所を離れざるを得なくなりました。国家公務員倫理法に反する接待を重ねられたのはなぜであるか、御説明ください。

発言情報

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発言者: 盛山正仁

speaker_id: 7216

日付: 2021-03-16

院: 衆議院

会議名: 予算委員会