岡本三成の発言 (予算委員会第四分科会)
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○岡本(三)分科員 是非お願いします。
私自身はどういうときに寄附したくなるかというと、寄附をすると、そこの大学の在校生から、岡本先輩の寄附で奨学金をもらって、今年はこんなことを勉強しますというお礼状が届いたりします。五年に一回、同窓会があるんですけれども、その同窓会の主たる目的は、寄附をそこで募って母校に貢献することであったり、やはり卒業生をくすぐる様々な手段を講じているんですね。
是非、情報の共有を大学にしていただきたいと思います。
最後に、大臣に御質問いたします。
これが一番申し上げたかったんですが、この十兆円の投資、先ほど杉野局長にも御答弁いただきましたけれども、はっきり申し上げまして、官僚の中でよくここまで勉強されて、いろいろなファンドのことも、局長もよく御存じだし、内閣府の方もそうだというふうに思いましたけれども、それでも、金融界の方のレベルからすると、なかなかそのレベルには行っていない。
特段、この大学のファンドというのは、全く違う常識で動いています。例えば、私、ベンチマークは何ですか、目標は何ですかと聞きました。目標というのは、日本の普通のファンドマネジャーだったら、日経二二五とかなんとかあるんですけれども、アメリカは全く違うんですね。その大学の基金の運用の平均を出している会社があって、その平均が目標です。
ですから、例えば、十兆円が、下がって九兆円になりました。これは、国民みんな怒ります。十兆円が、殖えて十一兆円になりました。みんな喜びますが、もし、十兆円が九兆円になったときでも、世の中のファンドが二割下がっていたら、このファンドは一割しか下がっていないので褒められるんですね。
要は、基本的な立ち位置を明確にすることがすごく大切で、そして、このファンドの目的は、リターンを最大化することではなくて、例えば三%ぐらいの具体的なリターンで、三千億円ぐらいを原資として、先ほど申し上げた目的として使うということですから、もしかしたら、アベレージとか利回りとかじゃなくて、三千億円確保するということが目的かもしれません。
そう考えますと、何遍も答弁で国会でも伺いましたけれども、JSTにちゃんとプロを雇って、ガバナンスも利いて、そんな甘くありません。四兆五千億で始めて十兆円のファンドをマネージできるような、世界中を探してもそんな人はなかなかいません。でも、ちゃんとプロセスは経ましたという言い訳合戦になるのがすごく心配なんですね。
金融機関は物すごいいいことを言います。新しいファンドの形を、ESGやSDGsにのっとったようなのをつくっていきましょうと。それはそうです。だって、大体、新しいお金が来ると、その一%が金融機関に手数料として落ちますから、十兆円回り出すと、マーケットに手数料が一千億円落ちるわけです。みんないいことを言います。でも、そんな簡単じゃないんですね。
私は、何回も御提案申し上げていますけれども、三千億円を目標にするんだったら、日本が時間をかけて、今まで、ここまでつくってきたGPIFのファンドがあります。これが、大体四%を目標にして、実質三%。これは、いろいろなテクニックが駆使されて、リスクマネジメントも世界最高水準のがもうでき上がっています。
本当は、GPIF法を改正して、そこにも十兆円、ファンドを委託した方が私はいいと思っているんですけれども、そうすると厚労省の手も煩わさなきゃいけないので、本当に全く同じ基本ポートフォリオをつくってまねするぐらいのことでいいと思うんですね。
ちなみに、GPIFに聞いたら、百七十兆円運用しています。昨年の下半期だけで新たに三十兆円、新規で運用していますから、十兆円ぐらいすぐ引き受けられると言っていました。
けれども、法律的に難しいのであれば、要は、何か物すごくリスクを取ったりとか、又はガバナンスが利いているという形を取っても、結果的に、目的である三千億円ぐらいの規模をちゃんと学校や学生に使っていただかなければいけないので、現実的には、これは麻生大臣も記者会見の中で、文科省がやってももうかるわけないじゃないかというふうにおっしゃっているんですが、僕はそんなことはないと思うんですが、やはり、すごい知性の究極みたいなものが日本の中にあるので、是非それを活用することをお願いしたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。