山下芳生の発言 (環境委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○山下芳生君 世界の総輸出量と同じぐらいのアンモニアをこれから輸入すると、海外からね。結局、アンモニアは海外から調達して、生産過程で出るCO2は生産国に押し付けるということなんですよ。
 CCS、地下に二酸化炭素を貯留するということですが、まだ技術開発の段階ですから。仮にそれが実現できたとしても、見えないところでCO2を埋めればゼロエミッションということでいいのかということになりますし、さらに、そこから、アンモニアを海外から日本まで船で運んでくるとなると、どう考えても価格は見合わないと思います。
 それから、再エネで作ってもらうんだという意見もあるようですけれども、どこかの国で再エネでアンモニアを作って日本に運んでくるぐらいだったら、最初から再エネで日本で発電した方がよっぽど安いということになるのは当たり前だと思うんですね。
 衆議院の審議で小泉環境大臣は、こういうやり方は座礁資産になるかもしれないとおっしゃいました。これ、十分考えられると思うんですね。
 しかも、JERAのロードマップでは、二〇五〇年までに専焼を目指す。専焼というのは、石炭ゼロ、アンモニアで一〇〇%燃焼させるということですが、二〇五〇年まで石炭は燃やし続けると裏を返せばなるということですし、さらに、資料四に経産省のグリーン成長戦略示しましたけれども、燃料アンモニア産業の成長戦略工程表を見ますと、アジアを中心に混焼技術を展開とあるんですね。二〇三〇年から二〇四〇年代にかけて、アジアと、それから世界でですね、石炭とアンモニアの混焼、すなわち石炭火力の延命を図るものだと言わなければなりません。
 世界の流れである再生可能エネルギーへの転換を逆に遅らせて、温暖化をより深刻にさせる。これ、日本だけでなくて、世界中に逆流を広げることになりかねないというか、なると思います。そういうことを考えているんですか、経産省。

発言情報

speech_id: 120414006X00220210316_111

発言者: 山下芳生

speaker_id: 9284

日付: 2021-03-16

院: 参議院

会議名: 環境委員会