水谷広の発言 (環境委員会)

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○参考人(水谷広君) 全くそのとおりと思っております。
 先ほど、私、十五年ぐらい前から、残る一割をどうしようかということを考えて、一般的に考えれば、月のような大きな日傘を地球の上に置いて太陽の光を遮ったら地球が冷たくなるんじゃないかなんという技術まで含めて、いろいろ広範に検討しました。
 六年ほど前にパリ協定の話があって、実際にこういうことは現実にもう無理だろうと、温暖化防げない状態だろうと思ったんですけれども、パリ協定で頑張るという話になって、最初私はかなり疑っておったんですけれども、それから六年間、物すごく変質しました、このUNFCCC。この結果が今や実質ゼロを目指すと、こういうわけなんですけれども、その間にいろいろな技術の中で、実際に社会が受け入れられるような、しかも実現可能で実質ゼロを目指せる、そういうものが絞られてきて、その中に一つ植林というものがあるんですね。
 そのほかにも、いろいろな技術の中で、実現可能で環境にもいい、あるいは環境を侵害しない、保全できるようなものが一つのキーワードとして、今おっしゃった自然に基づいた解決策と、ネーチャーベースドソリューションズと、こういうわけですけれども、このネーチャーベースドソリューションが、今は、かつてのサステナブルにちょうど相当するような流行語といいましょうか、ちょっと曖昧なんです。曖昧なだけに皆さんがそれぞれの意味で使っていて、使いやすいものだというものになっております。
 この自然に基づいた解決策の大事なところは、解決策であると同時に、他の自然を破壊しない、保全していくと、その精神が大事なんですね。実は、アステロイドのところから一つ隕石を拾ってきまして、それを粉々に砕くと地球の周りがうっすら曇ると、そうするとやっぱり地球が冷えるんじゃないかと、そんな話もあったりするんですけれども、それはもう最初から、それってほかのところがどんなことになるのか考えていないんですかと言いたくなるようなアイデアなんですね。
 そういうものは排除されまして、今は自然に基づいた解決策、これを取っていくときの大事な精神は、温暖化を解決するだけではなくて、そのほかのことに十分配慮できる政策、考え方であるということなんです。

発言情報

speech_id: 120414006X00920210518_022

発言者: 水谷広

speaker_id: 19068

日付: 2021-05-18

院: 参議院

会議名: 環境委員会