梶山弘志の発言 (決算委員会)

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○国務大臣(梶山弘志君) まず、資源のない我が国ですし、再生可能エネルギーもいろいろな制約がある。例えば適地が、太陽光発電を設置する適地が少なくなってきている、また、洋上風力に関しては、海の深さということで、イギリスなどが行っているような五十メートルぐらいの沖合でできるような状況にはないという中で、技術開発なども、コストも、またコスト削減を求められているということであります。
 そういった中で、これまでベストミックスという形でそれぞれの電源を活用してまいりました。今委員がおっしゃるように、火力の活用というのもその一つでありまして、特に再生可能エネルギーが入ってくると調整電源としての役割というものが非常に重要になるということで、石炭に限らず火力発電というものが、どういう使い方をしていくかというのは世界中の課題であると思っております。
 ただ、日本におきましては、資源がない国でありますからLNGもやはり海外から買ってこなくてはならない。LNGは、御存じのように液化した中で蒸発をしていくということで、長期の貯蔵が不可であるということもあります。そういった中で、非常に制約がある中でどういうベストミックスを探していくかということ、非常に重要な論点だと思っております。
 今あるエネルギー基本計画において、非効率石炭はフェードアウトをしていくということが書かれておりますけれども、これ省エネ法とエネルギー高度化法において規定、その枠をはめているわけでありますけど、なかなかやっぱりそういったものがしっかり機能をしてこなかったということもあります。そして、昨今の脱炭素化という中で、石炭火発に対する注目が集まっている中でフェードアウトをしていくという宣言をさせていただいたということであります。
 ただ、これは、やはり日本の安定供給、需給が逼迫したときに、じゃ停電していいかというと、やはりそういうことにはならない。責任は当然私どもにあるし電力会社にあるということでありますから、そういった中でいかに皆さんに説明をしながらそのバランスを取っていくかということ、非常に重要だと思っております。
 ただ、先ほどから申しましていますように、二〇五〇年にカーボンニュートラルという宣言をした、二〇三〇年にもそれに整合的なNDC、削減目標というものを立てなければならない、そういった中で非常に難しい判断とか方向性の決断というものが必要になってくるわけでありますけれども、今言われたような安定供給というものをしっかり考えていかなくちゃならない。そして、その途上において、やはり調整電源が少なくなってくるということの中で再生可能エネルギーが増えていく、どうこれを克服していくかということ、大きな課題であると思いますし、また皆さんからのお知恵を拝借をしたいと思っております。

発言情報

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発言者: 梶山弘志

speaker_id: 8910

日付: 2021-05-17

院: 参議院

会議名: 決算委員会