藤井基之の発言 (厚生労働委員会)
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○藤井基之君 なかなか理由は言いづらいのかもしれませんけれど、そういうふうな言い方をするんだったらほかにも種類の違うものというのはあるんですよ。例えば、アメリカで例えばジョンソン・エンド・ジョンソンの製品だって認可されているじゃないですか。多くの製品がある。もしもいろいろなところがちゃんと交渉に応じてくれるんだったら、その可能性はある。ただし、当然これは交渉ごとですから、相手もそれに対して乗ってくれなければ交渉できない。
だから、そういう状況があることは分かっているから、もう答弁が難しいならこれ以上聞きません。だけど、今言ったような理由であるならば、そのほかにまた該当する製品が出てくる可能性が高いと思うんですね。ですから、そういった製品が出た際には、国庫買上げ等、備蓄等についても是非配慮をしていただきたいと思います。これはお願いです。
その関係から話を続けていきたいと思っているんですけど、実は、国産ワクチンの開発について改めてお伺いしたいと存じます。
この国産ワクチンにつきましては、菅総理大臣も、ワクチンは感染症対策の切り札であって、国内で開発、生産、そして速やかに接種できる体制を確立することは危機管理上からも極めて重要だということで、政府としても力を入れるということを述べられています。このような趣旨は、政府高官の方、多くの方が述べられております。田村大臣も数回にわたってこのような趣旨の御発言をいただきました。
そして、私は、前回のこれ委員会のときにそのお話をさせていただいたときに、政府が支援していただいていることは非常に評価をしたいと思うんですけど、評価している中で、実際にそのようなことが可能かどうかということについての疑義を一部訴えました。
何かというと、今日は配付資料、一枚だけですが、お配りさせていただいております。国内企業の新型コロナワクチン実用化に向けた対策、これは令和二年度の第三次補正予算案の一枚の、政府の広報紙といいましょうか、資料からコピーをしたものでございます。
ここにおきまして、ずっと種々、政府が支援策を取っている、これは田村大臣が何度も御説明していただいたとおりでございます。この中で、これ三次補正で、ここにある右側の真ん中、黄色いところなんですね、生産体制整備事業で採択した国産ワクチン開発企業について、発症予防効果を評価する試験の実施費用を補助と、こうなっております。それで、この発症予防効果、実施費用というのは、その一つ上の左、真ん中にあるように、実証的な研究(大規模臨床試験等)の支援を行う、このためのお金が三次補正で用意された一千二百億円の用意、お金、その中からそういうふうに目的があるということなんです。
これについては、田村大臣も幾つかの場所でそれに対する問題意識を提示されております。私も発言をさせていただきました。現在、もう世界では、ファイザー社製品等々、非常に優秀だと言われているワクチンがかなり接種が進んでまいりました。そうすると、国産ワクチンの大規模な臨床試験を実施するというのは国内でできますか。実態、実質上の問題として、国内でできるでしょう。そして、一部言われた、海外でやったらどうかというが、じゃ、海外においてもこれできるでしょうかということの問題意識なんですね。
これから大規模な試験、しかも、ひょっとしたらプラセボ対象の試験をしろなんということを言ったと思うんですが、そんな評価方法で、どこの国のどこの国民が、誰がそのような試験を受けるというんですか。もしもこのとき、いやいや、プラシーボじゃなくて有効な薬との比較をしたらどうだと、既存の。例えばファイザー社の製品と新しいワクチンで比較したらどうかと。これだったらプラシーボという効かないかもしれない薬じゃないでしょうと、こうなる。だったら、国民は、その治験を受ける人は答えますよ、私はワクチンはファイザーのワクチンで結構ですと。新しい薬なんかやってもらわなくていいんだと、こう言うに決まっているんじゃないんでしょうかね。私はそれを憂えているんです。
ここの第三次補正、この予算を審議したときには私どもも賛同しました。こういう実態になるとは思っていなかったから。ただし、現在においてこれだけワクチンが進んで、多くの優秀なワクチンが各国に供給されている状況になったとき、これはこの先、このような大規模な試験がなければ評価できないとなったら、いつまでたっても国産ワクチンというものは、ここまで届いていませんから、いつまでたってもこれは国産ワクチンは供給されないことを意味するんじゃないかということを憂えます。
田村大臣は、本委員会におきましても、日本からもそういった状況を鑑みて、世界各国が集まる規制当局者の会議、ICMRAというんでしょうか、ICMRAにこのような考えはどうかというのを提案をさせていただいておると、ブラインドテストがしづらい中でその有効性を判断するかどうか、今検討を始めている最中ですと、このようなお答えになっているんです。私は、この対応策、いわゆる最終的な臨床の最終ステージ、ここをどういうふうな試験方法でやればいいかということを早く決めなければ、国内開発の開発はここで止まってしまうということを意味していると思うんです。
大臣が今まで御発言になられた件につきまして、もう少し内容を踏まえた御発言をお願いできたらと思うんですけど、いかがでしょうか。