佐野雅宏の発言 (厚生労働委員会)

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○参考人(佐野雅宏君) ありがとうございます。
 なかなかお答えが難しい質問かなと思うんですけれども、まず、やはりおっしゃるとおり、現状でも直近、解散という話は一部出ておりまして、今回出たところは大阪、先生地元の大阪ということだったんですが、やはり業種的にもコロナの影響が非常に受けやすい業種でもって、コロナによって保険料収入が減ってきたと、そういった中で、今後とも明るい見通しが立てないという一方で、拠出金負担というのは年々増えていくという、こういうことを考えた場合に、今後の財政見込みも厳しい、そういう中でその健保組合の役員会でもって解散を決議されたという大変残念な事例でございます。
 それから、お話ありました、通称総合健保組合と呼んでおりますけれども、こちらは業種単位で集まった健保組合でございまして、いわゆる健保組合といいますと大企業中心というふうに見られがちなんですけれども、この総合健保組合というのはどっちかというと中堅・中小企業が中心に集まっているということでございまして、全体的なベースでいいますと報酬の水準も健保組合の中では相対的に低いと、こういったこともやはり全体の財政状況の中では厳しいところに置かれているという部分でもって出てきている部分かと思います。
 当然ながら、解散を検討する健保組合があるというのは大変残念なんですけれども、一つ私ども考えていますのは、健保組合解散を検討するというのは、もう財政状況厳しいというのはもちろんなんですけれども、もう一つは、やはり今後この事態が改善若しくは好転する見込みはどうなのかというところが大きなポイントになろうかと思います。
 そういう面で、やはり、明るい兆しが見えればここまで頑張ろうかと、これはどういう業態でもそうだと思うんですが、こういう気持ちになると思うんですが、なかなか明るい見通し若しくは出口が見えないというときに、やはりどうしても議論が、それなら今のうちに解散した方がいいんじゃないかという議論になるんじゃないかということで、現に悪いというよりは、今後の見通しについてのところも大きなファクターだと思います。
 そういう面でいいますと、やはり今回のような一つの制度見直しで少しでも現役世代の負担軽減につながる改定が予定されているというのは、健保組合にとっては一つの好材料になりますので、今回の点、さっきも申しましたように、十分だと思っておりませんが、今回この改定をしてまた次なる改定も目指していくんだということの部分の、やはり、何といいますか、プラス効果は多々あろうかと思います。
 それともう一つは、やはり、とはいうものの、制度見直しというのはどうしても時間も掛かりますので、その間においては、言わば財政支援も含めた支援体制、こちらの方は当面の対応としても非常に重要だと思います。
 いずれにしても、健保組合は、やはり単に料率だけではなくて、加入者に近い存在としてきめ細かい保健事業サービスをやる、これがまさに我々の強みであり義務だと思っておりますので、これをやるためにもそういった御支援の方をお願いできればと、こういうのが私の感想でございます。
 以上でございます。

発言情報

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発言者: 佐野雅宏

speaker_id: 28765

日付: 2021-05-31

院: 参議院

会議名: 厚生労働委員会