上田清司の発言 (行政監視委員会)
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○上田清司君 OCRで読み込みをして、この一番大きな文字が読み込めなかったと、本当はベリファイ方式、ちゃんと打ち込みを通じて入力をしなければならないのを、これも契約違反であったわけですけど、OCR、自動読み取り機で読み取ったと、しかし氏名と振り仮名がよく写らなかったのでその分だけを切り取って中国に送ったというのがSAY企画の考え方、言い分で、それをよしとして日本年金機構は認めているわけであります。あるいはIBMもそれをよしとしていると。しかし、誰が考えたって、大きい文字がよく見えて小さい文字がよく見えないんです。逆を言っているわけです。このことをおかしいと思わない方がおかしいわけです。ホテルニューオータニが明細書を出さないわけないわけなのに出さない、出さないとか言っているのと同じような話です。これはちょっとさておきましょう。
実は、二月の二十六日に衆議院予算委員会の長妻議員が質疑をされたときに、事前に資料を厚労省から長妻議員に渡されております。その長妻議員に渡された申告書が資料の四の一と資料の四の二です。そして、資料の五の一と二が私が日本年金機構のホームページから引っ張り出したものであります。
どこが違うかというと、実は、年金受給者、関係者に送られてくるものは印字されているんです、原則。例えば、上田清司とか、ここには実例として年金好子とか年金智史とか年金花子という形で、本人やあるいは扶養者やあるいは配偶者名が書かれているんです。ところが、長妻議員のものにはそれが書いてない、わざわざ外してある。IBMの資料もそうです。
なぜこんなことをしているか。私の推測です。手書きで名前が書かれているというイメージをつくっていくということが大事であるんですね。手書きであればOCRで読み取りにくい、だから中国にそこの分だけは送ったと、こういうストーリーが必要なんです。こういうストーリーが必要だから、IBMの調査資料にも、わざわざこういう基本的に出されているものを外している。ちゃんとQRコードとかこういう部分も外している。一ページ目の、それぞれ、ごめんなさい、五の一の裏の五の二、あるいは四の裏の二、ちゃんと送付先住所、送付先氏名様といって、括弧書きであります。これは封筒の中に入れてここだけがさっと見えるようになっているんですけど、これも入っていません、長妻議員に渡したやつは。これ、印字されているから、印字されているということが見えないようにするのがそもそも目的だったように思います。
これは、こうした資料の中身をわざわざ変えるというのは、私たちもこの委員会において、どの出典か、どこから持ってきたのか、誰が作ったのかというのを明らかにしなければなりません。当然、中身を変えたんだったら、なぜ変えたのか、どのようにしたのかということを明らかにしなくちゃいけないんですが、一切そういうことはこの書類の中に言っておりませんし、長妻議員から聞いた話の中でもそれは出ていません。したがって、勝手にこういうものを作ったと。
普通、こういうことであれば、改ざんした資料の下でそもそも国会の審議は成り立ちません。憲法六十二条、六十六条の内容に反する、国会の立法権や調査権に対する重大な侵害行為じゃないかと。これ、厚労省が出した資料です、長妻議員に。これは虚偽公文書作成罪に当たるんじゃないかと、法務省の政府参考人に見解を問います。