榎本浩之の発言 (国際経済・外交に関する調査会)

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○参考人(榎本浩之君) 御質問ありがとうございました。
 大変重要なところですので、答える機会与えていただき、ありがとうございます。
 北極圏には気象観測ステーションほとんどありませんで、非常に少ないものを使いこなそうというふうにやっています。そこにまず日本関わっていまして、日本が例えばロシアに観測機器を提供して、ロシアの方で観測してデータを国際機関に提供してもらう、そういったところも入ってきまして、そうすると、そこのデータはロシアだけの情報じゃなくて北極海全体のデータの向上につながると、中緯度にもつながってくるというところはあります。
 そのデータを使って、あるいは「しずく」衛星とかの衛星画像を使って、かなり正確な海氷の分布状況と予測という、それと気象データを組み合わせてという情報づくりをまずやりました。
 それで、研究者が研究室で見ているだけでは役に立たないので、その情報を氷海を航行する船に提供すると。商船三井さんにも情報を船に提供し、あと、南極観測船の「しらせ」にデータを直送します。あと、「みらい」、北極に出かける観測研究船の「みらい」にもデータを直送する。で、現地で見ている情報と実際のその予報情報、日本から提供している情報の比較をしていただいて、より精度を、問題点を指摘してもらう、で、精度を上げていくというプロセスが結構進んできていまして、例えば南極に向かう「しらせ」の航行ルートの選択、効果的な昭和基地への接近というところもそれでうまくいっています。
 「みらい」も、北極海でどこを観測してどこからは退避すべきか、そういったところの情報も入れていまして、まだまだ研究ベースのところがあるんですけれども、そこの信頼性が結構高まってきていまして、それが海外からも見えてきています。日本はそういうシステムを持っていて、まだ提供している船舶数は少ないけれども、そういったメリットを出しているみたいだと。海外の方からも、うちの国の船にその情報をもらえないかということが問合せを受けたりをしています。
 まだまだ研究段階なので、それを信頼して事故が起きて、どうしてくれると言われても困るんですけれども、そういったところの技術は今急速に日本築いていって、北極を通る船舶にも提供できる時代が来るということを期待しています。
 以上です。

発言情報

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発言者: 榎本浩之

speaker_id: 16675

日付: 2021-02-10

院: 参議院

会議名: 国際経済・外交に関する調査会