池島大策の発言 (国際経済・外交に関する調査会)

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○参考人(池島大策君) ありがとうございます。
   〔理事丸川珠代君退席、会長着席〕
 これも、実は先住民族という沿岸に住んで、いわゆるマイノリティーな民族にとっては、海面上昇や気候変動というのは非常に大きな問題、現実的な問題として関わってきております。それと同時に、データベースの、まず必要かどうかと。これはあった方がいいし、それはどこかでまた作られているものかと思いますが、科学の方の分野の専門家の方はより知っておられると思うんですが、そういう人たちの生活に与える影響というものはまた違った形で出てきているということに私はちょっと、そちらの方のお話をさせていただきたいと思うんです。
 つまり、本来、グリーンランドとかカナダのエスキモー、そういうところに住んでいる人たちにとっては、今こういう国際化とともに、何というんでしょう、自分たちの生活が変わってくると。やっぱり市場経済に組み込まれていくことによって、自分のこれまで土地に根差していたような経済生活、活動、こういったものが、狩猟だけで食べていっていた昔の時代とやっぱり違ってきたとか、そういう話は必ず出てくるんですね。生活が変わってきた、やっぱり貨幣経済に入るわけで、それでやり取りしていくから、狩猟だけでは食べられないとかですね。
 環境保護が行き過ぎると、もちろんマイノリティーの人たちの取る分については、大きくはないけれども、じゃ、それだけで食べていけるのかということで、要するに、過疎化とか、もっと便利なところへ住みましょうというのもあるし、デンマークで、例えば違った理由からもグリーンランドの独立の運動というのは前からある程度強力な動きとしてあると、本国とのあれだけの距離を、じゃ、どうやって維持して、本国と同じだけの経済水準その他を維持するというような、そういう難しい話というのはずっとあるわけですね。
 ですから、水没することによって難民が続出するということも一つですが、気象変動によって、要するに、経済活動がそういった形で浸透していき、都市化が進み、また過疎化が逆にある種進むという現象も同時期に起きていますが、それによると、原住民、先住民族の生活環境、そういうものが影響を受ける、これは一つ大きな議題、議論として、北極評議会を始めとして関係者の間ではずっとある議論として今後とも考えていかなきゃいけない。
 したがって、このデータベース化も必要でしょうし、それを基にどうやって違った形での生活体系を維持していくか、今後議論されるところだというふうに考えております。
 ありがとうございました。

発言情報

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発言者: 池島大策

speaker_id: 5593

日付: 2021-02-10

院: 参議院

会議名: 国際経済・外交に関する調査会