坂元茂樹の発言 (国際経済・外交に関する調査会)

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○参考人(坂元茂樹君) どうもありがとうございました。
 私の「侮ってはならない中国」をお読みいただいたということで、どうもありがとうございます。
 これなかなか、今御指摘いただいた点、海上保安体制の強化という点、なかなか、すぐに私も答えがあるわけではありませんけれども、現状を申し上げますと、中国が外洋で使う巡視船の数は八十七隻でございます。日本の外洋巡視船は五十七隻です。アメリカのコーストガードの外洋巡視船は、実は二十五隻しかありません。ということは、日中は世界でも一、二を争う最大規模の海上警察機関を持っているということでございます。
 ところが、中国は、その日本を上回るような形で大型化、巡視船の大型化を進めておりまして、一万二千五百トンの巨大巡視船というものを保有しようということで、これは巡洋艦並みということになります。
 結局、中国の場合には、こうした海警の船あるいは海上民兵を乗せた武装漁民の船、こういうものを使ってどういう行動をやると考えられるかというと、実は武器の使用よりも前にやりそうなことというのは体当たり戦術というやつですね。一九七四年にフィリピンとのパラセル諸島の領有権をめぐって争ったときに、中国の漁船二隻が、南ベトナムでしたけど、当時、その海軍に対してこうした進路妨害あるいは体当たりというようなことをしておりました。ですから、日本の海上保安庁の装甲は非常に頑丈にできてはいるんですけれども、こうした大型化した中国海警の船舶の体当たり戦術というようなものにどうやって対処していくのかという、こういうことは非常に重要だろうと。
 人員も、私自身は海上保安大学校で集中講義をしておりますけれども、三年生は大体四十五名程度で、そんなに急に人員を増やすことはできませんし、向田参考人が先ほど御紹介ありましたように、そんなにすぐに人材を確保することはできない。しかし、尖閣諸島の状況は厳しさを増すことはあれ、減ることはないという状況を考えますと、そうしたことも含めて、装備も人員も、引き続き国会の先生方の御理解を得て続けていただくことが必要ではないかというふうに考えています。
 私からは以上です。

発言情報

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発言者: 坂元茂樹

speaker_id: 27372

日付: 2021-04-14

院: 参議院

会議名: 国際経済・外交に関する調査会