逸見真の発言 (国際経済・外交に関する調査会)
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○参考人(逸見真君) 御質問ありがとうございます。
今おっしゃっております自動運転、これは車の世界ではもう実現寸前まで行っているようですが、船の世界でも研究ちょうど今盛んなところです。船に関する工学関係は、全部この自動運転に関する研究が進んでおります。
実際問題として、遠隔操船、要するに、船の中で運航するんじゃなくて、陸から、運航して、沖の船を制御するという実験も進んでおりまして、これは実際実現しつつあります。ですから、いずれは省力化、人数を減らすとか、それからある一定の区間だけ無人で走るとか、そういうふうな時代がいつかは来るということになると思います。
ただ、外航海運について言いますと、これは相当先じゃないかなということになります。なぜかといいますと、まずは、日本の近海だけじゃなくて、世界各地に行かなくちゃいけない。その間にはもう物騒なところも結構あるんですね。そういうところを無人で走らせることができるかどうかということ。それから、サイバー攻撃ですね。無人で走っている船をサイバー攻撃されたらどうするのとか、そういうことを考えますと、ここら辺のところは解決が全然なっていない。
それから、実務的に言いますと、船の運航にはメンテナンスというのが非常に重要なんですね。これは部員を中心としてやっているんですけれども、これ誰がやるのという話です。AIができるのという話もそこにあります。それから、もう長い間培ってきた海運慣行ってあるんですね。これがAIで置き換えれるのというところで、これも全く解決策が立っていない。ということからしますと、外航はなかなか難しいという判断を私自身はしております。
内航について言いますと、ここはちょっと話が違ってきて、要するに、日本近海で日本人しか今乗っていないです、カボタージュということでですね。しかも日本の船社、船はほとんど日本製。そうすると、ある意味、AIによる、AIとかこの自動化という話は、外航の船よりは入っていきやすい可能性はあるかと思います。ただ、それがどこまでなっていくかというのは、ちょっと済みません、私、ここでは余りはっきり申し上げられないんですが、私の考え方としてはそのぐらいかと思います。
以上です。