吉岡幹夫の発言 (国土交通委員会)
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○政府参考人(吉岡幹夫君) お答え申し上げます。
道路の橋梁やトンネル等については、損傷や倒壊した際に経済活動や日常生活に大きな影響を与えることから適正な維持管理が重要であり、二〇一四年度から、国が定める統一基準により、五年に一度の頻度で点検を義務化しています。その結果、早期に修繕が必要な橋梁は二〇一八年までの点検において全国で七万橋が確認され、特に、地方公共団体が管理する橋梁は約六万三千橋で、地方の財政や技術者の不足などの課題から、その修繕等の着手は二万一千橋、三四%にとどまっており、いまだ約四万橋が修繕未着手な状況です。
国土交通省としましては、地方公共団体に対しまして、財政面では道路メンテナンス事業補助制度を活用し、長寿命化修繕計画に基づく計画的な支援を行っていますが、これまでの修繕等のペースと今後の老朽化の進行を踏まえると、不具合が生じる前に対策をする予防保全への移行に約四十年掛かる見込みでした。
この度、先ほどもお話もございましたが、防災・減災、国土強靱化のための五か年加速化対策では、早期に対策が必要な修繕等への集中的な対策を行うことで、五か年で地方公共団体の橋梁の修繕着手率を七割とするとともに、予防保全への移行をできる時期が約十年短縮するよう計画しているところでございます。
また、技術面では、各県ごとに設置した道路メンテナンス会議等によりメンテナンスに関する情報共有を図るとともに、国の直轄診断、修繕代行や地方公共団体向けの研修などを実施しているところでございます。
道路橋などは国民の大切な資産でありまして、次の世代へ健全な状態で引き継いでいく必要がございます。今後も、不具合が生ずる前に対策をする予防保全への早期移行に向け、地方公共団体に対して財政面及び技術面の両面から必要な支援を行ってまいります。