赤羽一嘉の発言 (国土交通委員会)

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○国務大臣(赤羽一嘉君) 私も、先日の福島沖地震のときに、やはりちょうど十年目、それも余震だということで、改めて自然の猛威を再認識したところでございます。
 様々な教訓ございますが、先ほど、東北自動車道を中心とした沿岸地域へのくしの歯作戦で十六ルートと、これなし得たのは、東北自動車道が潰れなかったと。この東北自動車道は、あの阪神・淡路大震災で首都高速が倒れたときに、その教訓から高速道路の橋脚の耐震化、耐震補強を相当やったと、そのことで東日本大震災に遭っても東北自動車道は基本的には一日で全面的に開通ができたと、あの縦軸がしっかりしていたことが奇跡的なあのくしの歯作戦、十六ルートが三月十八日までに完了できたと。私は、そうしたことも教訓の一つだったというふうに思っております。
 様々、東日本大震災では、阪神・淡路大震災とは違って高台移転といった、これまではなかった手法でありますが、そうしたこともやり、成功したのか失敗したのかというのはいろんな評価があると思いますが、そこでは全員が移動できなかった。そこの移転できなかった理由については、これはもう一度ちゃんと分析をしながら、次あってはほしくありませんけれども、来るべきときに、やっぱり備えとしてより良い制度にするべきだというふうにも思っております。
 また、福島の原発に関わった一人として思うことは、やはりリスクコミュニケーションの在り方というか、正しく恐れるという、やはり恐れなくていいものも、風評、風評というか恐れて、本当にスムーズな復興のブレーキになったという側面があったと思います。これは、今のコロナウイルス禍の感染症においても、本当に脅威を正しく認識して正しく恐れると、こういうことが非常に大切なのではないかというふうに思います。
 先ほど尼崎の築地地区のお話がありましたが、多分、神戸でいうと長田区なんかと似ているようなところだと思いますし、やっぱり安全、安心というのが当然最優先されるべきまちづくりだと思いますが、下町情緒というかにぎわいというか、そうしたこと、生活の場ということも加味しながら、今後そういうふうなことも、これは、要するに平素から様々な準備をしておくということが非常に大事なのではないかと。これ理想論かもしれませんが、平時のときから、万が一のときにはどういう町の再生を思っているのかというパターンを幾つか持っているようなことが、これはちょっと書生論に近いかもしれませんが、そうしたことも大事なんではないかと。
 室井委員が言われたように、この教訓を伝承していくという意味では非常に重要でありまして、十年目の本年、東日本大震災による津波被害からの市街地復興事業検証委員会を設けまして、国交省の中に設けまして市街地復興事業の検証を行ってきたところでございますし、また、各地域でも伝承館等々も今オープンし始めておりますので、これが風化させることなく、万が一、あってはなりませんけれども、万々が一のときにしっかり被害を最小化できるような対応ができるように全力で尽くしていきたいと、こう考えております。

発言情報

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発言者: 赤羽一嘉

speaker_id: 22425

日付: 2021-03-16

院: 参議院

会議名: 国土交通委員会