大坪新一郎の発言 (国土交通委員会)

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○政府参考人(大坪新一郎君) 世界の造船市場を俯瞰しますと、今配付された資料四の二〇一〇年、一一年ぐらいに非常に棒グラフが高くなっておりますが、この辺りはリーマン・ショック前に新造船が大量発注されたことを表しておりまして、その後に需要が低迷した結果、膨らんだ供給能力が過剰になっているという今状態にありまして、このため船価のレベルが非常に低いというのが課題であります。
 この厳しい中で、韓国、中国は自国造船業への公的支援を大量に行いまして、また造船事業者の規模拡大、統合を進めており、この結果、我が国造船業は熾烈な国際競争を強いられています。加えて、昨年来の新型コロナの影響もありまして、新造船発注意欲が減退したということもあり、我が国造船業は手持ち工事量が激減し、かつてない危機的な経営状況となっています。
 一方、我が国造船業の強みとしては、部品のほぼ全てを国内で調達できること、それから建造する船舶の品質や環境性能の点で優れていることなどが挙げられます。課題としては、韓国、中国に比べて一事業所当たりの規模が小さく、建造能力に限りがあることから、大規模な発注への対応において差が生じる面もありまして、価格面でも厳しい競争を強いられていると認識しています。
 国土交通省としては、このような我が国造船業の強み、弱みを踏まえて、この危機を乗り越えて、世界屈指の国際競争力を有する力強い産業として成長し、安全保障の役割も果たすということのために、抜本的な施策を講ずる必要があると考えております。

発言情報

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発言者: 大坪新一郎

speaker_id: 33750

日付: 2021-05-13

院: 参議院

会議名: 国土交通委員会