縄田和満の発言 (資源エネルギーに関する調査会)

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○参考人(縄田和満君) お答えしたいと思います。
 まず、上流権益ですが、レアメタルで非常に困ったことは、多くのものがバイプロダクト、つまり副産物としてしか出てこないということがあるので、専用鉱山もないことはないんですが、物によってはほとんどがバイプロダクトで出てくる。例えば銅のバイプロダクト。
 そうすると、どこまでが資源であるか、どこまでが石であるかというのは、要するに経済性で決まっちゃうと。そのために、当然、ある意味の投資なり技術開発なりをしなくちゃいけないと。そういうところに余り目が向いていなかったというのが事実じゃないかと思います。
 コンゴの話でよく出る話で、子供が石、コバルトの入っていそうな廃鉱石から拾ってくると。これはつまり、今まではコバルトを回収していなかったというようなことがあるので、それも含めた意味での上流権益とお考えいただければ。
 つまり、副産物として、今は仮に採算に合わなくても、それ用の技術開発なり投資なりをしておいて、いざというときには、何というか、新規参入があるというような体制を整えるのがレアメタル等では重要じゃないかと考えております。
 第二点では、国際的枠組みなんですが、日本が何を言っても、恐らく現状では中国に余り影響はないと思います。ただし、国際的な枠組みの中でこういうことをやっちゃいけないというのを決めれば、それは幾ら何でも影響、何というか、かなりの足かせになるということになると思います。
 現在の枠組みの中で、じゃ、新しくこれからそういう枠組みをつくるかというと、それは時間も掛かるし大変であるというので、やはり既存の枠組みに、WTOを始めとする既存の枠組みの中で、何をしていいのか、何をしてはいけないのかというのをもうはっきりさせておくという外交的努力が必要じゃないかと思います。さすがに、国際的な枠組みが決まると、それを破るというのはかなり国際的な非難もありますし、難しいんじゃないかと思います。
 それとちょっと関連して気に掛かるのが、昨今の動きとして、米国等が始めた動きとして、安全保障を理由に制限が行われる可能性があると。実際、ガットの二十一条にはそれに類する規定があります。じゃ、そういうことを、安全保障上でみんな輸出しちゃいけないというようなことを行われた場合、本当に日本の産業は困ってしまうということになるので、その辺を、そういうことを行わない、そういうことを行うと損になるというのを国際的に、何というか、認識として確立しておくということが必要じゃないかと考えます。
 以上です。

発言情報

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発言者: 縄田和満

speaker_id: 5461

日付: 2021-02-10

院: 参議院

会議名: 資源エネルギーに関する調査会