西澤淳の発言 (資源エネルギーに関する調査会)
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○参考人(西澤淳君) 非常に難しい質問ですが、日本の人材の厚み、特に海外と比べて専門性の問題等々かと思いますが、私どもの会社、私の今責任持っているグループ、天然ガスグループでも、グローバルなエネルギー市場で戦える人材の育成というのを一つのスローガンとしています。
じゃ、どうすればそういう人材が備わる。もちろん英語ができる、これは当たり前の話なんですが、広い経験を持つということも重要ですが、それから、とにかく現場に出さないといけないという、ただ、現場が不足していると現場に出せないわけですね。
ですから、例えばLNGの大きなプロジェクトでも、やはりオペレーターという役割を担っていると、実は現場にたくさん人を出せます。そうするとすごく多様な経験を積めますし、実際プロジェクトを、全てのディシジョンを仕切っていくわけですね。
我々、日本で初めてLNGのオペレーターになりました。これはインドネシアの比較的小さなプロジェクトなんですが、やはりそこに出している若者は一皮も二皮もむけて成長して帰ってきます。ですから、現場を持つということが非常に重要になっていると。
それから、やはり何といってもこれ、挑戦する意欲がどこまであるかということですね。なかなか日本人の国民性もあって、どちらかというとやはり減点主義文化がどこの会社でもどこの社会でもあると思いますので、そういった文化をできるだけやっぱり変えていく必要がある。
それから、最後に、自分で考える能力をどう養うかというところかと思います。やはり、これは日本に限らないのかもしれませんが、メディアから流れている情報を何も深く考えずに受け入れる。政府が出している数字にしてもそうですね。例えば、エネルギーの分析をさせれば、政府がこう言っていますという話をすると。何にも自分の頭で考えなかったりするんですね。
ですから、こういうところをどう変えていくかということですが、私は、根本的にはやっぱりリベラルアーツの教育が日本で足りていないのかなと、その部分を我が社の研修なんかでもどんどん取り入れ始めていますが、若い世代に対して、哲学とか文学とかリベラルアーツの勉強をどんどんさせるということがやはり重要なのかなというふうに考えております。
以上です。