山冨二郎の発言 (資源エネルギーに関する調査会)

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○参考人(山冨二郎君) 日本の国内にまだ鉱物資源あるのかないのかという御質問だったと思うんですけれども、現状を申しますと、金属資源では、大きなところは、鹿児島県の菱刈にあります金鉱山が一つあります。それから、ちょこちょこっと石炭の鉱山が北海道にはございます。
 一九九〇年代の半ばに、日本の金属鉱山は、菱刈を除いてほとんど全滅状態になりました。といいますのは、ドルの為替レートがあの頃百円を切るまで円高に動いたと思うんですけれども、そうしますと、海外から輸入する鉱石の値段が物すごく安くなるんですよね。それに対して日本の国内の鉱山は、やはり労賃が高いとか、それから環境に配慮した操業を行っておりますので、いろんな意味で環境コストが高いということで、結局立ち行かなかったわけです。
 それで、今後どうかという話なんですけれども、金に関しては可能性があるかもしれないです。ただし、鉱山を開いたとしても、やはり国内で鉱山を営むためにはそれだけの環境に対するコストが掛かりますので、かなり難しいといいますか、のが現状だと思います。幾つか海外の企業が菱刈の金鉱床のスタディーをして、あそこにはあるんじゃないかということで活動していた時期もありますけれども、結局物にはなっていないというのが現状です。
 それで、石灰石だけは一応自給する分があるんですけれども、ただ、今日お話ししましたように、埋蔵量に関しましてはどんどん目減りしています。それで、こんなことをここで言うと後で叱られるかもしれないんですけれども、経済産業省は国内資源の埋蔵量統計をずっと取っていたんですけれども、二〇〇九年を最後に中止しました。その理由は、海外からの鉱石輸入が多いので、海外の鉱石の埋蔵量を調べるのは意味があるだろうけれども、国内はもう関係ないというのが理由なんですが。じゃ、石灰石も切っちゃうのというのが、うちの卒業生に抗議はしたんですけれども、聞き入れてもらえませんでした。
 そういうことで、現在国内で埋蔵量がどれだけあるかという調査は国は行っていないというのが現状で、海洋については一生懸命やっております。

発言情報

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発言者: 山冨二郎

speaker_id: 31721

日付: 2021-02-24

院: 参議院

会議名: 資源エネルギーに関する調査会