山冨二郎の発言 (資源エネルギーに関する調査会)

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○参考人(山冨二郎君) 御存じのように、海外の海洋石油とかガス田は、数千メーターのところから原油、ガスを採取しています。ただ、それは、やはり原油が自分で、自噴能力というんですかね、地層の圧力で揚がってくる能力を持っているものですから実現しているところもあります。ただ、鉱物の場合にはそういう動力源といいますか、マンガン団塊とかレアアースの場合にはそういう動力源がないものですから、人為的にというか、何らかの手段を使って四千メーターなり五千メーターから揚げてこないといけない。
 それで、実はマンガン団塊につきましては、日本は既に一九九七年にマンガン団塊の集鉱試験といいますか、鉱石を集める試験を終えております。ただ、その後、そのマンガン団塊をどうやって揚げてくるかということについて行き詰まったといいますか、経済的に見合う手法は発見できなかったということで足踏みをしています。
 一方、海外のベルギー、ドイツ、インド、その辺りですかね、が今年度といいますか、今年、マンガン団塊の集鉱試験をやろうとしています。ただし、それも鉱石を集めるだけで、どうやって揚げるかというのはその次に考えるという段階で、やはりその数千メーターの壁が厚い。
 レアアース泥は、固体というか、鉱物の形ではなくて泥の状態にありますので、それをエアリフトという手法を使って揚げてこようという提案があります。そして、エアリフトを使って二百メーター程度までの実験は行いました。ただ、それは六千メーターに適用できるかというと、これもまた全然別の問題でありまして、やはりエアリフト、空気の泡を使ってそれと一緒に揚げてくるんですけれども、六千メーターの下から空気の泡を送るととんでもない体積膨張を起こしますので、その辺の制御とか、まだまだクリアしなければいけない技術課題はたくさんあります。
 以上でよろしいでしょうか。

発言情報

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発言者: 山冨二郎

speaker_id: 31721

日付: 2021-02-24

院: 参議院

会議名: 資源エネルギーに関する調査会