松下和夫の発言 (資源エネルギーに関する調査会)

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○参考人(松下和夫君) ありがとうございます。
 今先生御指摘あったとおり、今、日本でも、例えば農業の現場で温暖化の影響というのが非常に顕在化しております。日本は先進国で比較的対応が進んでいるというふうに考えられているわけですが、国際的な評価によると、実は日本は温暖化の影響を最も受けている国の一つです。台風の被害であるとか、あるいは洪水とかですね、それから今言われた熱中症、そういった問題も大きくなってきています。
 それで、今日、私の報告では余り、いわゆる適応策というんですか、温暖化に対してどういうふうに適応するかについては報告しておりませんでしたが、やはり温暖化対策には、原因となる温室効果ガスを減らす、CO2を減らすということと、それから、地域ごとに出てくる影響に対してどう適応するかという温暖化の緩和策と適応策、これ車の両輪と言われております。
 したがって、地域ごとに、例えば農業では、天候が変わることによって品種を変えたり、あるいは作付けの時期を変えたり、そういったことも今進められております。そういう、温暖化はできるだけ抑えていっても進行していきますので、そういう先を見通して、それぞれの地域で適応策をきちんと考えていくと。
 それから、都会においてはいわゆるヒートアイランドということも起こっておりますので、そういうヒートアイランドと温暖化を、両方の対策を、都市が余り暑くならないような対策をやっていくということが非常に重要ではないかと思います。したがいまして、温暖化対策、CO2を減らすことと、それからそれに対する適応策、両方重要であると思います。
 それから、もう一点付け加えますと、例えば太陽光パネルを付けることによって、現在、地域の自然環境が壊されるとか、あるいは農業等とのトレードオフが生じるということがございますが、そういったことは、できるだけ事前に土地利用を調整するとか、あるいは地元でできるだけ業者さんと相談して適切な対策を取るとか、そういうことによって、農業にとっても有益な太陽光パネルを造って、例えばソーラーシェアリングということが言われていますが、場合によっては、太陽光パネルを農地の上に造ることによって、農業生産を下げずになおかつ太陽光による発電もできると、そういうシステムがありますので、そういったことも検討していくべきではないかというふうに考えております。
 ありがとうございました。

発言情報

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発言者: 松下和夫

speaker_id: 22421

日付: 2021-04-21

院: 参議院

会議名: 資源エネルギーに関する調査会