松下和夫の発言 (資源エネルギーに関する調査会)
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○参考人(松下和夫君) ありがとうございました。
今先生御指摘があった、日本は、かつては太陽光パネルでももう世界の有数のメーカーがありましたし、それから現在でも、例えば自動車のハイブリッド化であるとか、先進を走ってきたわけであります。風力発電の技術もかつては高いものがありました。それで、結果的に、現状ではそういった分野で、いろんな分野で世界のトップランナーと言えなくなってきているというのが残念な現状だと思います。
これはなかなか分析難しいのでありますが、ヨーロッパの動向などを見ていると、やはり非常に高い温室効果、温暖化という問題を現実的に考えて、将来は例えば一・五度という目標が必要だということを科学者言っておりますので、それに向けてどういうことが必要かということを言わば考えて目標を、高い目標を立てると。もちろん、技術的に可能かどうかということはその時点では必ずしも明確でない場合もありますが、科学的に必要な目標を立てて、それに向けて、必要な技術開発であるとかあるいは人材であるとか研究開発をやっていくと。それを促進する制度的な、例えば再生可能エネルギーを優先するような固定価格買取り制度であるとか、あるいは再生可能エネルギーの方が化石燃料よりも有利になるようなカーボンプライシングといいますか炭素税を導入するとか、そういうことによって高い目標をつくって、それをインセンティブを与えて進めていくと。そうすると、それに向けて新しい投資が起こって社会全体のシステムが変わっていくというふうに思います。
それで、日本も、実は昨年十月に菅首相が二〇五〇年ネットゼロと言ったことによって物すごく雰囲気が変わっておりまして、日本の主要な産業が、企業が、それぞれ我が社は二〇五〇年までにこういうことやりますとか、あるいはこういうことをやります、二〇三〇年までにどういう目標を立てるとかいうことで、政治のリーダーシップというのは非常に高い、強いと思います。高い目標を立てて、それへ向けて投資であるとか人材であるとか研究開発の資金を用意するということが非常に大きいと思います。
以上が率直な感想でございます。ありがとうございました。