松下和夫の発言 (資源エネルギーに関する調査会)

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○参考人(松下和夫君) 電力多消費産業、そしてCO2をたくさん出す産業として、典型的には鉄鋼業があります。
 鉄鋼業は、基本的にはコークスを燃やすということでCO2が出てしまうわけですが、現在、鉄鋼関係の会社もできるだけCO2を減らすべく、いろいろな対策を取ろうとしています。一つは、電炉といいますか、要するにリサイクルした鉄鋼を原料として鉄鋼を造ると、それによって相当程度CO2が排出が減る、減らせることができます。それからもう一つは、究極的には水素を使った形での発電、製鉄があります。いずれもコストが当然上がります。それをどうするかということであります。
 例えば、EUの例ですと、そういった産業に対していろいろな対策をすることを求めて、それの対策の結果、必要となる追加的なコストに対して支援をするというような方法、それからもう一つは、域外から対策を取っていない方法で造られた鉄鋼が輸入され、鉄が輸入された場合は、それに対して国境調整措置といいますか、税金を、関税を掛けてその分は高くすると、そういう措置が検討されています。
 したがいまして、鉄鋼というものはある程度は必要なわけですので、それをどういう形で生産するか、生産するのであればコストを掛けても生産すると、その場合には、それに対して一定の政策的な支援をするということも考える必要があるのではないかというふうに思います。
 ただ、世界全体でどの程度今後鉄鋼が必要であるか、あるいはそれに代わるものはあるかどうかですね、それから、どこで生産するかということはまた別の議論があろうかと思います。
 以上です。

発言情報

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発言者: 松下和夫

speaker_id: 22421

日付: 2021-04-21

院: 参議院

会議名: 資源エネルギーに関する調査会