松下和夫の発言 (資源エネルギーに関する調査会)
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○参考人(松下和夫君) ありがとうございました。
これは非常に重要な議論でありまして、まさに、恐らく二〇三〇年の目標は、恐らくここ、気候サミット、アメリカが主導する気候サミットを一つのメルクマールとして政府としても決められるということですので、決まってくると思いますが、一つの、何といいますか基準として、世界の気候変動に関する科学者がつくっているIPCC、気候変動に関する政府間パネルという組織がありますが、そこが出している報告書によれば、一・五度Cというパリ協定の目標を達成するためには、世界全体で二〇三〇年までに四五%削減が必要であるということが言われています。これは世界全体ですから、先進国も途上国も含めて全体として四五%削減が必要だと。
そうしますと、これまでの気候変動の議論では、やはり先進国の方が責任も大きいし能力も高いということでより高い責任を求められるということで、先ほど明日香参考人からもありましたが、先進国はもっと高いレベルを目指すべきだと、少なくとも五〇%、あるいは六〇%、七〇%。現実に、イギリスであるとかEUなどではもっとより高いレベルを表明しております。したがって、少なくとも四五%とはそういった意味であります。それで、基準年の問題がありまして、二〇一三年を基準とすると五〇%以上ということになると思います。
そういったこと、あるいは再生可能エネルギーを増やして石炭と原子力を減らすということで二〇三〇年の電源構成はどうなるかということでありますが、これは、現状のエネルギーミックスを見てみますと、再生可能エネルギーが二二%から二四%、それから原子力が二〇から二二だったでしょうか、それから石炭、いわゆる化石燃料は非常に高い割合になっていますので、一つには、原子力はいろいろ現実的な問題として再稼働が非常に難しい状況にあるということを考えますと、それほど大きく増やすことはできないと。そうすると、やはり再生可能エネルギーを最大限増やしていくということで、二〇三〇年の再生可能エネルギー目標をもっと高くする必要があると思います。具体的な数字をちょっと今出すのは、正確には出せないわけでありますが、少なくとも再生可能エネルギーを四〇%以上にするということが必要であると考えております。
以上です。