浜野喜史の発言 (政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会)
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○浜野喜史君 当時の議論を更に少し振り返ってみたいと思うんですけれども、平成三十年七月九日の本倫理選挙特別委員会におきまして、脇雅史前参議院議員、元選挙制度協議会会長は、参考人として出席をいただいて、次のような発言をされておられます。参考人としてお呼びになられたのは、隣に座っておられます足立信也参議院議員ということになります。
ちょっと脇元座長の発言を、ちょっとかいつまんでというか、少し御報告を申し上げたいと思いますけれども、こういうふうにおっしゃっているんですね。
自民党案は本当に抜本改革なのかというと、私はとてもそれは信じられません。当時、二十七年の時点で附則を付けた途端に、現行の二つの合区の十増十減案というのは、これは抜本改革ではないと宣言したのに等しいんですねと。だからこそ、次の選挙までにちゃんとやりますよということを言ったわけですよと。だから、今度は、今度こそ出てくるだろうと。今ここで議論すべきは、まさに抜本改革をこそ議論すべきなんです。
自民党は、これが抜本改革ですよというのを胸を張って出せば、過半数をお持ちなんですからそれは通るんですと。しかし、それは無理やり通してはいけない。皆さん方の調整の中できちんと通すべきだ。その抜本改革というのが出てこない。あろうことか、過日の党首討論で安倍総理は臨時的措置とおっしゃった。臨時的措置が抜本改革であるはずがないわけですよね、党首がそう言っているんだからと、こんなことをおっしゃっています。
もう少し報告を続けますけれども、比例区の定数を増やして、今自民党がお考えになっているように、鳥取、島根あるいは徳島、高知から必ずそれを出すんだという運用をされますと、民意によっては自民党が取れないときがあり得るんですよね、一人区において。しかし、自民党が比例区として必ずやったら、それはまず間違いなく当選するんですね。ですから、地域の代表として比例区をそのように扱う、扱いをするということは民意によらない結果が出る、それはどう考えるんだということがありますと、こういうふうにおっしゃっています。
これで最後にしますけれども、この案は、自民党がいろんな知恵を出して何とか今ある問題点を解消しようと出してきたことは分かるけれども、もしこれを一般の有識者に選挙制度を考えさせたら、この案は出てくるはずがないと私は思いますと。選挙制度は国民のためにあるのであって、自民党のためにあるのではない、そのことを本当に深く考えていただいて、民意をいかにうまく反映させられるのかと、本当に原点に立ち返ってくださいよ、お願いしますと、このようにおっしゃっています。
抜粋していますけれども、おっしゃったことをほぼそのまま申し上げました。
要は、抜本改革ではないということをおっしゃり、そして、この全国比例の特定枠の運用においては、運用を間違えば民意によらない選挙結果を導き出してしまう可能性があるんだということをおっしゃっている。そして最後に、この案は自民党のためのものであるとは言えるけれども国民のためになるとは思えないと、こんなふうに率直におっしゃって、何とかしっかり考えてくださいよと、こういう言葉で締めくくりをされているんですね。
御記憶もあろうかと思いますけれども、これは通告しているんですね。振り返ってみて、この脇元座長の発言に関する受け止めを述べていただければと思います。