加田裕之の発言 (政府開発援助等に関する特別委員会)
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○加田裕之君 茂木大臣、ありがとうございます。
やはりコロナ禍だからこそ、やはりこのソフトパワー立国日本というものを世界にしっかりと示していく必要があるんではないかと思います。引き続き、国際協力に関して、そしてまた、この自由で開かれた日本のこの普遍的な価値というものをしっかりと世界に伝えていけるよう御支援をお願いしたいと思います。
次は、ODAを活用しました民間企業の海外展開についてなんですけれども、JICAでは、長年、政府開発援助で得た強み、拠点とかネットワーク、人材、公的機関等の総合力という部分を最大限に生かしまして、開発途上国への進出や人材育成を考える企業へサポートしています。多様なメニューがあるんですが、これまでに中小企業・SDGsビジネス支援事業を始め、地域に寄り添った草の根活動が展開されています。
全国にため池というのは約十七万か所あるんですけれども、我が兵庫県のため池の数は二万四千か所で全国一のため池王国です。これ、次、資料の二枚目の方ですね、見ていただきたいんですけれども、地元兵庫県の明石市のシバタ工業というところは、ゴム製品を通しまして技術研究を積み重ね、ため池の保全に寄与している会社です。このシバタ工業が、二〇一七年からJICAの中小企業海外展開支援制度を活用しまして、農業人口が労働者の半数以上を占めますカンボジアで、池の底にゴム製のシート、そして池の表面にビニール製の天蓋が付いた天蓋付きシート式ため池の普及を現地のNGOと連携しまして、二〇二二年まで、九月までなんですけれども、バッタンバンに四か所造る予定です。
言わば日本の、兵庫県のため池の地域の課題を克服をしてきた民間の企業の技術というものが、干ばつで苦しむカンボジアの農業の課題克服に貢献しています。しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大によりまして計画も遅滞しているのも事実です。技術指導などではリモートでもなかなかできず、やはりフェース・ツー・フェースが求められます。
感染拡大の収束はもちろんですが、ウイズコロナを見据えた中でODAにおける民間連携の取組は重要です。海外展開に活路を見出そうとする中小企業を後押しし、民間連携を強化する必要があると思いますが、御所見をお伺いしたいと思います。