政府開発援助等に関する特別委員会
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会
会議録情報#0
令和三年三月二十三日(火曜日)
午前十時開会
─────────────
委員の異動
三月十五日
辞任 補欠選任
今井絵理子君 大野 泰正君
岩本 剛人君 山本 順三君
三月二十二日
辞任 補欠選任
大野 泰正君 森屋 宏君
本田 顕子君 古賀友一郎君
古賀 之士君 真山 勇一君
─────────────
出席者は左のとおり。
委員長 松下 新平君
理 事
青山 繁晴君
加田 裕之君
北村 経夫君
森本 真治君
矢倉 克夫君
清水 貴之君
委 員
小川 克巳君
大家 敏志君
古賀友一郎君
佐藤 正久君
高橋 克法君
藤井 基之君
松山 政司君
森屋 宏君
山田 太郎君
山本 順三君
石川 大我君
田島麻衣子君
那谷屋正義君
真山 勇一君
塩田 博昭君
高瀬 弘美君
梅村 聡君
礒崎 哲史君
大塚 耕平君
井上 哲士君
伊藤 岳君
高良 鉄美君
国務大臣
外務大臣 茂木 敏充君
副大臣
外務副大臣 宇都 隆史君
事務局側
第一特別調査室
長 清野 和彦君
政府参考人
外務省大臣官房
審議官 赤堀 毅君
外務省大臣官房
審議官 岡田 恵子君
外務省大臣官房
参事官 石月 英雄君
外務省国際協力
局長 植野 篤志君
外務省領事局長 森 美樹夫君
参考人
独立行政法人国
際協力機構理事
長 北岡 伸一君
独立行政法人国
際協力機構理事 山中 晋一君
─────────────
本日の会議に付した案件
○政府参考人の出席要求に関する件
○参考人の出席要求に関する件
○令和三年度一般会計予算(内閣提出、衆議院送
付)、令和三年度特別会計予算(内閣提出、衆
議院送付)、令和三年度政府関係機関予算(内
閣提出、衆議院送付)について
(政府開発援助関係経費)
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この発言だけを見る →午前十時開会
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委員の異動
三月十五日
辞任 補欠選任
今井絵理子君 大野 泰正君
岩本 剛人君 山本 順三君
三月二十二日
辞任 補欠選任
大野 泰正君 森屋 宏君
本田 顕子君 古賀友一郎君
古賀 之士君 真山 勇一君
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出席者は左のとおり。
委員長 松下 新平君
理 事
青山 繁晴君
加田 裕之君
北村 経夫君
森本 真治君
矢倉 克夫君
清水 貴之君
委 員
小川 克巳君
大家 敏志君
古賀友一郎君
佐藤 正久君
高橋 克法君
藤井 基之君
松山 政司君
森屋 宏君
山田 太郎君
山本 順三君
石川 大我君
田島麻衣子君
那谷屋正義君
真山 勇一君
塩田 博昭君
高瀬 弘美君
梅村 聡君
礒崎 哲史君
大塚 耕平君
井上 哲士君
伊藤 岳君
高良 鉄美君
国務大臣
外務大臣 茂木 敏充君
副大臣
外務副大臣 宇都 隆史君
事務局側
第一特別調査室
長 清野 和彦君
政府参考人
外務省大臣官房
審議官 赤堀 毅君
外務省大臣官房
審議官 岡田 恵子君
外務省大臣官房
参事官 石月 英雄君
外務省国際協力
局長 植野 篤志君
外務省領事局長 森 美樹夫君
参考人
独立行政法人国
際協力機構理事
長 北岡 伸一君
独立行政法人国
際協力機構理事 山中 晋一君
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本日の会議に付した案件
○政府参考人の出席要求に関する件
○参考人の出席要求に関する件
○令和三年度一般会計予算(内閣提出、衆議院送
付)、令和三年度特別会計予算(内閣提出、衆
議院送付)、令和三年度政府関係機関予算(内
閣提出、衆議院送付)について
(政府開発援助関係経費)
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松
松下新平#1
○委員長(松下新平君) ただいまから政府開発援助等に関する特別委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨日までに、今井絵理子君、岩本剛人君、本田顕子君及び古賀之士君が委員を辞任され、その補欠として山本順三君、森屋宏君、古賀友一郎君及び真山勇一君が選任されました。
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この発言だけを見る →委員の異動について御報告いたします。
昨日までに、今井絵理子君、岩本剛人君、本田顕子君及び古賀之士君が委員を辞任され、その補欠として山本順三君、森屋宏君、古賀友一郎君及び真山勇一君が選任されました。
─────────────
松
松下新平#2
○委員長(松下新平君) 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
委嘱審査のため、本日の委員会に、理事会協議のとおり、外務省大臣官房審議官赤堀毅君外四名を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →委嘱審査のため、本日の委員会に、理事会協議のとおり、外務省大臣官房審議官赤堀毅君外四名を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
松
松
松下新平#4
○委員長(松下新平君) 参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
委嘱審査のため、本日の委員会に独立行政法人国際協力機構理事長北岡伸一君及び同理事山中晋一君を参考人として出席を求め、その意見を聴取することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →委嘱審査のため、本日の委員会に独立行政法人国際協力機構理事長北岡伸一君及び同理事山中晋一君を参考人として出席を求め、その意見を聴取することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
松
松
松下新平#6
○委員長(松下新平君) 去る十八日、予算委員会から、三月二十三日の一日間、令和三年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算中、政府開発援助関係経費について審査の委嘱がありました。
この際、本件を議題といたします。
政府から説明を聴取いたします。茂木外務大臣。
この発言だけを見る →この際、本件を議題といたします。
政府から説明を聴取いたします。茂木外務大臣。
茂
茂木敏充#7
○国務大臣(茂木敏充君) おはようございます。
令和三年度政府開発援助に係る予算案について、その概要を説明いたします。
令和三年度一般会計予算案のうち、政府開発援助、ODAに係る予算は、政府全体で対前年度比一・二%増の五千六百七十九億五千五百万円となっており、六年連続の増額となっております。このうち、外務省所管分については、前年度比一・六%増の四千四百九十七億九千八百万円となっております。
ODAは積極的な日本外交を進める上で重要な政策ツールです。新型コロナの一日も早い収束に向けて、途上国の保健・医療システムの強化に積極的に貢献していきます。また、自由で開かれたインド太平洋の実現や、SDGs達成を始めとする地球規模課題への取組にODAを戦略的に活用していきます。
次に、協力の形態ごとに概略を御説明申し上げます。
まず、無償資金協力については、外務省として、対前年同額の一千六百三十一億九千七百万円を計上しております。
政府全体の技術協力については、対前年度比〇・〇三%減の二千五百五十億百万円となっております。このうち、外務省所管のJICAの運営費交付金等は、対前年度比〇・〇三%増の千五百十六億五千百万円を計上しております。
国際機関への分担金、拠出金については、対前年度比七・二%増の一千十七億三千七百万円となっております。このうち、外務省所管分については、対前年度比一二・八%増の六百十九億五千二百万円を計上しております。
有償資金協力の出融資については、対前年度比七・一%増の一兆五千億円を計上しております。
以上が令和三年度ODAに係る予算案の概要です。
なお、三次にわたり編成された令和二年度補正予算におけるODA予算は、政府全体で二千八百二十六億五千五百万円となっております。このうち、外務省所管分については、一千九百九十四億七千五百万円となっております。
令和三年度ODAに係る予算案について、松下委員長を始め、理事、委員各位の御理解を心からお願い申し上げます。
この発言だけを見る →令和三年度政府開発援助に係る予算案について、その概要を説明いたします。
令和三年度一般会計予算案のうち、政府開発援助、ODAに係る予算は、政府全体で対前年度比一・二%増の五千六百七十九億五千五百万円となっており、六年連続の増額となっております。このうち、外務省所管分については、前年度比一・六%増の四千四百九十七億九千八百万円となっております。
ODAは積極的な日本外交を進める上で重要な政策ツールです。新型コロナの一日も早い収束に向けて、途上国の保健・医療システムの強化に積極的に貢献していきます。また、自由で開かれたインド太平洋の実現や、SDGs達成を始めとする地球規模課題への取組にODAを戦略的に活用していきます。
次に、協力の形態ごとに概略を御説明申し上げます。
まず、無償資金協力については、外務省として、対前年同額の一千六百三十一億九千七百万円を計上しております。
政府全体の技術協力については、対前年度比〇・〇三%減の二千五百五十億百万円となっております。このうち、外務省所管のJICAの運営費交付金等は、対前年度比〇・〇三%増の千五百十六億五千百万円を計上しております。
国際機関への分担金、拠出金については、対前年度比七・二%増の一千十七億三千七百万円となっております。このうち、外務省所管分については、対前年度比一二・八%増の六百十九億五千二百万円を計上しております。
有償資金協力の出融資については、対前年度比七・一%増の一兆五千億円を計上しております。
以上が令和三年度ODAに係る予算案の概要です。
なお、三次にわたり編成された令和二年度補正予算におけるODA予算は、政府全体で二千八百二十六億五千五百万円となっております。このうち、外務省所管分については、一千九百九十四億七千五百万円となっております。
令和三年度ODAに係る予算案について、松下委員長を始め、理事、委員各位の御理解を心からお願い申し上げます。
松
加
加田裕之#9
○加田裕之君 おはようございます。自由民主党・国民の声、加田裕之でございます。
早速質問に入らせていただきたいと思います。
第一問目につきましては、防災、町づくりなどのソフト面での国際協力についてでございます。
私の地元、神戸市長田区の真野地区というところは、五十年以上にわたりまして住民主導の町づくりを行っておりまして、阪神・淡路大震災からの復興も地域コミュニティーが大きな力となりました。また、最近では、ベトナム人など外国人住民が増加する中で、防災訓練や交流会などを積極的に行い、地域に根差した多文化共生にも取り組んでいます。こういった長期にわたる取組は、イギリスの都市計画学会でも成功事例として大変高い評価をされております。
資料一をちょっと見ていただきたいんですけれども、この真野地区では、JICAの研修といたしまして、アジア、アフリカ地域の行政、NGOの職員、大学教員などを受け入れて、参加型地域社会開発研修を行ってきました。この研修については、真野地区が行ってきた住民主導の町づくりについて講義を聞いたり町歩きなどを通しまして伝えるもので、JICAの研修は具体的な技術、資源面を伝えることが多い中、この研修は知性、規範面を重視しております。
また、神戸市のHAT神戸には、JICA関西、国際防災研修センターがございます。これはDRLCというんですけれども、このDRLCは、開発途上国の防災力向上に貢献することを目的としておりまして、兵庫県とJICAが協力をして設置をいたしました。開発途上国から防災分野に関わる政府職員の研修を多数受け入れて、日本の震災復興や防災分野の知見を開発途上国に伝えていく取組を行っております。
この二例とも、ソフト面での支援を行っているところが特徴でございます。
コロナ禍にありましてもこういった研修は大変重要であると思いますし、感染症との複合災害など新たな知見なども加えてアフターコロナに向けて強化をしていくべきと考えますが、このような防災分野、町づくりなどについてのソフト面の国際協力に関しまして、御所見をお伺いしたいと思います。
この発言だけを見る →早速質問に入らせていただきたいと思います。
第一問目につきましては、防災、町づくりなどのソフト面での国際協力についてでございます。
私の地元、神戸市長田区の真野地区というところは、五十年以上にわたりまして住民主導の町づくりを行っておりまして、阪神・淡路大震災からの復興も地域コミュニティーが大きな力となりました。また、最近では、ベトナム人など外国人住民が増加する中で、防災訓練や交流会などを積極的に行い、地域に根差した多文化共生にも取り組んでいます。こういった長期にわたる取組は、イギリスの都市計画学会でも成功事例として大変高い評価をされております。
資料一をちょっと見ていただきたいんですけれども、この真野地区では、JICAの研修といたしまして、アジア、アフリカ地域の行政、NGOの職員、大学教員などを受け入れて、参加型地域社会開発研修を行ってきました。この研修については、真野地区が行ってきた住民主導の町づくりについて講義を聞いたり町歩きなどを通しまして伝えるもので、JICAの研修は具体的な技術、資源面を伝えることが多い中、この研修は知性、規範面を重視しております。
また、神戸市のHAT神戸には、JICA関西、国際防災研修センターがございます。これはDRLCというんですけれども、このDRLCは、開発途上国の防災力向上に貢献することを目的としておりまして、兵庫県とJICAが協力をして設置をいたしました。開発途上国から防災分野に関わる政府職員の研修を多数受け入れて、日本の震災復興や防災分野の知見を開発途上国に伝えていく取組を行っております。
この二例とも、ソフト面での支援を行っているところが特徴でございます。
コロナ禍にありましてもこういった研修は大変重要であると思いますし、感染症との複合災害など新たな知見なども加えてアフターコロナに向けて強化をしていくべきと考えますが、このような防災分野、町づくりなどについてのソフト面の国際協力に関しまして、御所見をお伺いしたいと思います。
茂
茂木敏充#10
○国務大臣(茂木敏充君) 加田委員、阪神・淡路大震災発生のとき、まだ新聞社に入社されて二年目だと伺っておりますが、まだ私も国会に当選してすぐのときでありまして、震災発生後すぐに現地に入って、現地のあの大変な状況目の当たりにしたところでありますけれど、様々な支援があり、また人的な貢献があって今の復興成し遂げられているんだと、改めて多くの関係者の皆さんに心からの敬意を表したい。
そういった意味で、日本の防災に関する知見であったりとか、また人材育成、こういったものは世界に共有されていくものだと、基本的にそのように考えております。
我が国のODAは一貫して途上国の自立的発展、後押しをしていくこと、重視をしておりまして、自立的発展の基礎づくりとして、JICAによる研修を始め、人材育成に力を入れてまいりました。
委員御指摘の防災分野や災害に強い町づくりの分野についても、我が国は様々な災害を経験し、防災・減災対策、復旧復興の取組を重ねてきた防災先進国であることは間違いありません。世界の強靱化に大いに貢献できる立場にあると考えておりまして、新型コロナの影響を受け、研修についてはなかなか直接できない、遠隔研修等も活用して引き続き効果的な協力を実施していきたいと考えております。
我が国としては、今後とも相手国に寄り添った支援を継続するとともに、国際社会の平和と繁栄及び安定に貢献すべく、戦略的、効果的なODAの実施に努めてまいりたいと思っております。
今、日本が提唱しております自由で開かれたインド太平洋、こういう地域においても、例えば、インドネシアだったり様々な国で災害というのが発生している。世界の成長センターでありますけど、同時に様々な災害というのもこの地域で起こっているのは確かなことでありまして、質の高いインフラの整備であったりとか、まず、気候変動が起こる中で、災害に強いといいますか予防できるような体制をつくる。さらには、一度災害が起きても早く復旧できる。そして、より良い復旧ができると。このための支援、一層強化をしてまいりたいと考えております。
この発言だけを見る →そういった意味で、日本の防災に関する知見であったりとか、また人材育成、こういったものは世界に共有されていくものだと、基本的にそのように考えております。
我が国のODAは一貫して途上国の自立的発展、後押しをしていくこと、重視をしておりまして、自立的発展の基礎づくりとして、JICAによる研修を始め、人材育成に力を入れてまいりました。
委員御指摘の防災分野や災害に強い町づくりの分野についても、我が国は様々な災害を経験し、防災・減災対策、復旧復興の取組を重ねてきた防災先進国であることは間違いありません。世界の強靱化に大いに貢献できる立場にあると考えておりまして、新型コロナの影響を受け、研修についてはなかなか直接できない、遠隔研修等も活用して引き続き効果的な協力を実施していきたいと考えております。
我が国としては、今後とも相手国に寄り添った支援を継続するとともに、国際社会の平和と繁栄及び安定に貢献すべく、戦略的、効果的なODAの実施に努めてまいりたいと思っております。
今、日本が提唱しております自由で開かれたインド太平洋、こういう地域においても、例えば、インドネシアだったり様々な国で災害というのが発生している。世界の成長センターでありますけど、同時に様々な災害というのもこの地域で起こっているのは確かなことでありまして、質の高いインフラの整備であったりとか、まず、気候変動が起こる中で、災害に強いといいますか予防できるような体制をつくる。さらには、一度災害が起きても早く復旧できる。そして、より良い復旧ができると。このための支援、一層強化をしてまいりたいと考えております。
加
加田裕之#11
○加田裕之君 茂木大臣、ありがとうございます。
やはりコロナ禍だからこそ、やはりこのソフトパワー立国日本というものを世界にしっかりと示していく必要があるんではないかと思います。引き続き、国際協力に関して、そしてまた、この自由で開かれた日本のこの普遍的な価値というものをしっかりと世界に伝えていけるよう御支援をお願いしたいと思います。
次は、ODAを活用しました民間企業の海外展開についてなんですけれども、JICAでは、長年、政府開発援助で得た強み、拠点とかネットワーク、人材、公的機関等の総合力という部分を最大限に生かしまして、開発途上国への進出や人材育成を考える企業へサポートしています。多様なメニューがあるんですが、これまでに中小企業・SDGsビジネス支援事業を始め、地域に寄り添った草の根活動が展開されています。
全国にため池というのは約十七万か所あるんですけれども、我が兵庫県のため池の数は二万四千か所で全国一のため池王国です。これ、次、資料の二枚目の方ですね、見ていただきたいんですけれども、地元兵庫県の明石市のシバタ工業というところは、ゴム製品を通しまして技術研究を積み重ね、ため池の保全に寄与している会社です。このシバタ工業が、二〇一七年からJICAの中小企業海外展開支援制度を活用しまして、農業人口が労働者の半数以上を占めますカンボジアで、池の底にゴム製のシート、そして池の表面にビニール製の天蓋が付いた天蓋付きシート式ため池の普及を現地のNGOと連携しまして、二〇二二年まで、九月までなんですけれども、バッタンバンに四か所造る予定です。
言わば日本の、兵庫県のため池の地域の課題を克服をしてきた民間の企業の技術というものが、干ばつで苦しむカンボジアの農業の課題克服に貢献しています。しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大によりまして計画も遅滞しているのも事実です。技術指導などではリモートでもなかなかできず、やはりフェース・ツー・フェースが求められます。
感染拡大の収束はもちろんですが、ウイズコロナを見据えた中でODAにおける民間連携の取組は重要です。海外展開に活路を見出そうとする中小企業を後押しし、民間連携を強化する必要があると思いますが、御所見をお伺いしたいと思います。
この発言だけを見る →やはりコロナ禍だからこそ、やはりこのソフトパワー立国日本というものを世界にしっかりと示していく必要があるんではないかと思います。引き続き、国際協力に関して、そしてまた、この自由で開かれた日本のこの普遍的な価値というものをしっかりと世界に伝えていけるよう御支援をお願いしたいと思います。
次は、ODAを活用しました民間企業の海外展開についてなんですけれども、JICAでは、長年、政府開発援助で得た強み、拠点とかネットワーク、人材、公的機関等の総合力という部分を最大限に生かしまして、開発途上国への進出や人材育成を考える企業へサポートしています。多様なメニューがあるんですが、これまでに中小企業・SDGsビジネス支援事業を始め、地域に寄り添った草の根活動が展開されています。
全国にため池というのは約十七万か所あるんですけれども、我が兵庫県のため池の数は二万四千か所で全国一のため池王国です。これ、次、資料の二枚目の方ですね、見ていただきたいんですけれども、地元兵庫県の明石市のシバタ工業というところは、ゴム製品を通しまして技術研究を積み重ね、ため池の保全に寄与している会社です。このシバタ工業が、二〇一七年からJICAの中小企業海外展開支援制度を活用しまして、農業人口が労働者の半数以上を占めますカンボジアで、池の底にゴム製のシート、そして池の表面にビニール製の天蓋が付いた天蓋付きシート式ため池の普及を現地のNGOと連携しまして、二〇二二年まで、九月までなんですけれども、バッタンバンに四か所造る予定です。
言わば日本の、兵庫県のため池の地域の課題を克服をしてきた民間の企業の技術というものが、干ばつで苦しむカンボジアの農業の課題克服に貢献しています。しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大によりまして計画も遅滞しているのも事実です。技術指導などではリモートでもなかなかできず、やはりフェース・ツー・フェースが求められます。
感染拡大の収束はもちろんですが、ウイズコロナを見据えた中でODAにおける民間連携の取組は重要です。海外展開に活路を見出そうとする中小企業を後押しし、民間連携を強化する必要があると思いますが、御所見をお伺いしたいと思います。
植
植野篤志#12
○政府参考人(植野篤志君) お答え申し上げます。
ODAによって日本の中小企業の優れた技術あるいは製品の途上国への展開を支援するということは、中小企業の海外展開の推進と途上国の経済社会開発の双方に資するものであり、外務省としても大変重視をしているところでございます。
今委員から御紹介いただきましたJICAの中小企業・SDGsビジネス支援事業というのは、途上国の開発ニーズと日本の企業の優れた製品、技術等とのマッチングを行うということを目的に企業による現地事情や市場、マーケットの調査等をJICAが支援させていただくと、こういう企業提案型の事業でございまして、今御紹介いただいたカンボジアの事業もそのうちの一つでございます。
この事業につきましては、このコロナ禍におきましても、現地の事情を踏まえつつ、可能な限り引き続き実施をするという方針にしておりまして、必要な場合には、契約内容の一部変更あるいは契約期間の延長、さらには追加的経費の計上といった対応を行っております。
年二回行っております本事業の公示も継続して行っておりまして、昨年十二月に行いました本年度の第二回の公示においては、感染の拡大によって海外渡航がなかなかできないという状況も勘案いたしまして、海外に、現地に渡航せずに日本国内での作業を中心とする遠隔実施型という事業の在り方も可能としているところでございます。
私どもとしましては、引き続き、企業側の御要望も踏まえつつ、このコロナ禍にあってもODAを活用した官民連携を推進してまいりたいと考えております。
以上でございます。
この発言だけを見る →ODAによって日本の中小企業の優れた技術あるいは製品の途上国への展開を支援するということは、中小企業の海外展開の推進と途上国の経済社会開発の双方に資するものであり、外務省としても大変重視をしているところでございます。
今委員から御紹介いただきましたJICAの中小企業・SDGsビジネス支援事業というのは、途上国の開発ニーズと日本の企業の優れた製品、技術等とのマッチングを行うということを目的に企業による現地事情や市場、マーケットの調査等をJICAが支援させていただくと、こういう企業提案型の事業でございまして、今御紹介いただいたカンボジアの事業もそのうちの一つでございます。
この事業につきましては、このコロナ禍におきましても、現地の事情を踏まえつつ、可能な限り引き続き実施をするという方針にしておりまして、必要な場合には、契約内容の一部変更あるいは契約期間の延長、さらには追加的経費の計上といった対応を行っております。
年二回行っております本事業の公示も継続して行っておりまして、昨年十二月に行いました本年度の第二回の公示においては、感染の拡大によって海外渡航がなかなかできないという状況も勘案いたしまして、海外に、現地に渡航せずに日本国内での作業を中心とする遠隔実施型という事業の在り方も可能としているところでございます。
私どもとしましては、引き続き、企業側の御要望も踏まえつつ、このコロナ禍にあってもODAを活用した官民連携を推進してまいりたいと考えております。
以上でございます。
加
加田裕之#13
○加田裕之君 ありがとうございます。
特にコロナ禍におきまして、なかなかリモートとかを駆使しながらでもやりにくい点もあると思うんですが、ケース・バイ・ケースで、また現地の駐在事務所とかとも連絡を、連携を密にいたしましてより効果的にやっていただきたいと思っております。
三点目につきまして、JICAの海外協力隊についてなんですけれども、昨年、JICAの海外協力隊は、新型コロナウイル感染症の影響によりまして隊員の方が全員帰国されたと伺っています。貴重な経験を前に志半ばで諦めなければならなかった隊員の皆さんの気持ちを考えますと、大変残念でございます。
今後、新型コロナウイルスの感染症の影響を見ながら再び派遣が検討されることになると思いますが、政府としてどのような計画を立てているのか、御所見をお伺いします。
また、派遣を待つまでの間、隊員の皆さんへの訓練面ですね、資金面の支援、そういう予算措置を含めてどのような支援を行うつもりなのか、御所見をお伺いしたいと思います。
この発言だけを見る →特にコロナ禍におきまして、なかなかリモートとかを駆使しながらでもやりにくい点もあると思うんですが、ケース・バイ・ケースで、また現地の駐在事務所とかとも連絡を、連携を密にいたしましてより効果的にやっていただきたいと思っております。
三点目につきまして、JICAの海外協力隊についてなんですけれども、昨年、JICAの海外協力隊は、新型コロナウイル感染症の影響によりまして隊員の方が全員帰国されたと伺っています。貴重な経験を前に志半ばで諦めなければならなかった隊員の皆さんの気持ちを考えますと、大変残念でございます。
今後、新型コロナウイルスの感染症の影響を見ながら再び派遣が検討されることになると思いますが、政府としてどのような計画を立てているのか、御所見をお伺いします。
また、派遣を待つまでの間、隊員の皆さんへの訓練面ですね、資金面の支援、そういう予算措置を含めてどのような支援を行うつもりなのか、御所見をお伺いしたいと思います。
植
植野篤志#14
○政府参考人(植野篤志君) お答え申し上げます。
ただいま委員からも御紹介いただきましたとおり、JICAの海外協力隊につきましては、新型コロナの世界的な感染拡大を受けまして、昨年の三月から隊員の全員を一時帰国させました。帰国した隊員につきましては、昨年の十一月以降でございますけれども、派遣先での感染が収まっていること、あるいは派遣先で医療ケアが十分受けられること等を、国別、それからその案件別に確認をした上で、新規に派遣する隊員と併せて順次渡航を再開してきております。現在、二十九か国の隊員の渡航再開を決定いたしまして、うち十二か国については既に渡航を再開済みでございます。
また、三月末、今月末までに渡航先が確定しない隊員のうち、それでも行きたいと希望される方につきましては、年度が替わってしまうということで、当初の派遣国、若しくは別の国への再派遣というのを目指す予定でございます。
それから、費用、手当の面に関しましては、JICAは昨年の八月から、二〇二〇年に訓練を受ける予定だったこの協力隊合格者のうち希望される方に対して、国内の、日本国内の地方創生活動等に携わる、そういう特別派遣前訓練というのを行っております。さらには、派遣合意書を締結してその協力隊員としての身分が確定した待機隊員については、待機手当等の各種の手当を支給しているところでございます。
この発言だけを見る →ただいま委員からも御紹介いただきましたとおり、JICAの海外協力隊につきましては、新型コロナの世界的な感染拡大を受けまして、昨年の三月から隊員の全員を一時帰国させました。帰国した隊員につきましては、昨年の十一月以降でございますけれども、派遣先での感染が収まっていること、あるいは派遣先で医療ケアが十分受けられること等を、国別、それからその案件別に確認をした上で、新規に派遣する隊員と併せて順次渡航を再開してきております。現在、二十九か国の隊員の渡航再開を決定いたしまして、うち十二か国については既に渡航を再開済みでございます。
また、三月末、今月末までに渡航先が確定しない隊員のうち、それでも行きたいと希望される方につきましては、年度が替わってしまうということで、当初の派遣国、若しくは別の国への再派遣というのを目指す予定でございます。
それから、費用、手当の面に関しましては、JICAは昨年の八月から、二〇二〇年に訓練を受ける予定だったこの協力隊合格者のうち希望される方に対して、国内の、日本国内の地方創生活動等に携わる、そういう特別派遣前訓練というのを行っております。さらには、派遣合意書を締結してその協力隊員としての身分が確定した待機隊員については、待機手当等の各種の手当を支給しているところでございます。
加
加田裕之#15
○加田裕之君 ありがとうございます。
四問目の多文化共生への支援について、そしてまた、五つ目のカーボンニュートラルへのODA事業に対する脱炭素化への政府の取組について通告しておりましたが、ちょっと時間がありませんので要望に変えさせていただきます。
多文化共生については、昨年十一月にJICAが責任ある外国人材受入れプラットフォーム、通称JP―MIRAIを立ち上げました。これは、やはりJICAのこれからの姿勢が問われると思いますので、是非ともこの点の推進、コロナ禍の中での新しい日常を意識した形でやっていただきたいと思います。
そしてもちろん、最後のカーボンニュートラルについてのODA事業における脱炭素化への政府の取組というのはもちろん言うまでもありませんが、今こそやはりこのJICAのネットワークとかそういうものが私は試されるものと、ありますので、是非ともそのことをよろしくお願い申し上げまして、質疑を終わらせていただきます。
ありがとうございました。
この発言だけを見る →四問目の多文化共生への支援について、そしてまた、五つ目のカーボンニュートラルへのODA事業に対する脱炭素化への政府の取組について通告しておりましたが、ちょっと時間がありませんので要望に変えさせていただきます。
多文化共生については、昨年十一月にJICAが責任ある外国人材受入れプラットフォーム、通称JP―MIRAIを立ち上げました。これは、やはりJICAのこれからの姿勢が問われると思いますので、是非ともこの点の推進、コロナ禍の中での新しい日常を意識した形でやっていただきたいと思います。
そしてもちろん、最後のカーボンニュートラルについてのODA事業における脱炭素化への政府の取組というのはもちろん言うまでもありませんが、今こそやはりこのJICAのネットワークとかそういうものが私は試されるものと、ありますので、是非ともそのことをよろしくお願い申し上げまして、質疑を終わらせていただきます。
ありがとうございました。
田
田島麻衣子#16
○田島麻衣子君 立憲民主・社民の田島麻衣子です。本日は、質問の機会いただけたことに感謝いたします。
まず初めに、変化が続くインド太平洋の現状と、それからODA戦略について大臣に伺いたいと思います。
三月の十二日には、日米、インド、オーストラリア四か国、通称QUADでテレビ首脳会議が行われ、二日後、三月十四日にはワシントン・ポストに共同の寄稿が行われました。私もこの記事読ませていただきましたが、なかなかこういったスピーディーに動くことは難しいですし、このことに携わってこられた外務省の全ての事務方の方々と、それから大臣のリーダーシップに敬意を表したいと思います。
昨今のインド太平洋における戦略環境が変化しております。十六日の2プラス2で、冒頭、茂木大臣こうおっしゃいました。インド太平洋の戦略環境は以前とは全く異なる次元にあると。
まず、この全く異なる次元にあるということは何を意味されているのかと、また、この変化が日本のODA戦略にどのようにいい影響を与えていくかについて御見解を伺いたいと思います。
この発言だけを見る →まず初めに、変化が続くインド太平洋の現状と、それからODA戦略について大臣に伺いたいと思います。
三月の十二日には、日米、インド、オーストラリア四か国、通称QUADでテレビ首脳会議が行われ、二日後、三月十四日にはワシントン・ポストに共同の寄稿が行われました。私もこの記事読ませていただきましたが、なかなかこういったスピーディーに動くことは難しいですし、このことに携わってこられた外務省の全ての事務方の方々と、それから大臣のリーダーシップに敬意を表したいと思います。
昨今のインド太平洋における戦略環境が変化しております。十六日の2プラス2で、冒頭、茂木大臣こうおっしゃいました。インド太平洋の戦略環境は以前とは全く異なる次元にあると。
まず、この全く異なる次元にあるということは何を意味されているのかと、また、この変化が日本のODA戦略にどのようにいい影響を与えていくかについて御見解を伺いたいと思います。
茂
茂木敏充#17
○国務大臣(茂木敏充君) 田島委員は、オックスフォード大学のセント・キャサリンズ・カレッジで研さんを積まれ、また様々な開発途上国でも活躍されてこられたので、日本のODAについては誰よりもよく御存じであると、そのように感じております。
御指摘のインド太平洋、これは、アジア太平洋からインド洋を経て中東、そしてアフリカに至る広大な地域でありまして、世界の人口の半分を擁する世界の活力の中心であることは間違いありません。同時に、その分、各国の力と力のせめぎ合い、これがあり、力関係の変化、これが激しい地域でもあり、また様々な脅威、これに直面しているのも事実だと考えております。
そのため、法の支配を始めとする共通の価値であったり原則に基づく自由で開かれた秩序を実現し、地域全体、ひいては世界の平和と繁栄を確保していくことが重要でありまして、成長センターであるからこそこの地域のしっかりしたルールを作っていくことがこの成長センターの更なる発展につながるんだ、こういう思いから、二〇一六年、TICADⅥの際、今から五年前ですけど、アフリカで初めてこのTICADⅥ開催されたわけでありますが、ケニアにおいて日本が自由で開かれたインド太平洋、こういったものを提唱したわけでありまして、この考え方というのは、既に御案内のとおり、米国そして豪州、インド、この四か国、さらにはASEANも、ASEANアウトルック、AOIP、これを発表したり、さらには欧州諸国も今、インド太平洋地域に対するコミットメント、これを明確にしているところでありまして、こういった自由で開かれたインド太平洋、この考え方を広めていくと。
また、そこの中での気候変動の問題もあります。さらには、先ほどもありましたような良質なインフラ整備の問題もあります。様々な分野で具体的な協力を進めていくと、このことが今必要なんではないかなと思っておりまして、そこの中で、日本のODAというのは様々な形で重要な役割を、これまでも例えばASEAN諸国等々で果たしてきていましたが、この自由で開かれたインド太平洋の実現においてもより重要性を増してくると、このように考えております。
この発言だけを見る →御指摘のインド太平洋、これは、アジア太平洋からインド洋を経て中東、そしてアフリカに至る広大な地域でありまして、世界の人口の半分を擁する世界の活力の中心であることは間違いありません。同時に、その分、各国の力と力のせめぎ合い、これがあり、力関係の変化、これが激しい地域でもあり、また様々な脅威、これに直面しているのも事実だと考えております。
そのため、法の支配を始めとする共通の価値であったり原則に基づく自由で開かれた秩序を実現し、地域全体、ひいては世界の平和と繁栄を確保していくことが重要でありまして、成長センターであるからこそこの地域のしっかりしたルールを作っていくことがこの成長センターの更なる発展につながるんだ、こういう思いから、二〇一六年、TICADⅥの際、今から五年前ですけど、アフリカで初めてこのTICADⅥ開催されたわけでありますが、ケニアにおいて日本が自由で開かれたインド太平洋、こういったものを提唱したわけでありまして、この考え方というのは、既に御案内のとおり、米国そして豪州、インド、この四か国、さらにはASEANも、ASEANアウトルック、AOIP、これを発表したり、さらには欧州諸国も今、インド太平洋地域に対するコミットメント、これを明確にしているところでありまして、こういった自由で開かれたインド太平洋、この考え方を広めていくと。
また、そこの中での気候変動の問題もあります。さらには、先ほどもありましたような良質なインフラ整備の問題もあります。様々な分野で具体的な協力を進めていくと、このことが今必要なんではないかなと思っておりまして、そこの中で、日本のODAというのは様々な形で重要な役割を、これまでも例えばASEAN諸国等々で果たしてきていましたが、この自由で開かれたインド太平洋の実現においてもより重要性を増してくると、このように考えております。
田
田島麻衣子#18
○田島麻衣子君 ありがとうございます。
一月の二十日にはバイデン政権が誕生していまして、二か月間たっていますが、この米国政権の交代は、今様々な変化が起こっていますが、この交代が我が国のODA戦略にどのような影響を及ぼしているか、御見解を伺いたいと思います。
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茂
茂木敏充#19
○国務大臣(茂木敏充君) まず、バイデン政権、今様々な対外政策のレビュー行っているところでありますが。
トランプ前政権、米国第一主義の下で、マルチの枠組みよりも二国間の交渉、これを先行してきたわけでありますが、バイデン大統領、内政上の課題もありますが、対外的には、同盟国との関係を再構築し、また国際協調を模索をするということでありまして、この国際協調の中には気候変動の問題もあります。さらには、コロナ対応の問題もあります。そしてまた、自由で開かれたインド太平洋地域へのコミットメント、こういったものもあるわけでありまして、まさにそういったこれまで日本が進めてきた様々なODAと合致する分野、これは非常に多いなと思っておりまして、米国ともすり合わせをしながら、同時に、我が国独自のこれまで進めてきたODAの取組、この方針、こういったものは維持しながらODA戦略進めていきたいと思っております。
この発言だけを見る →トランプ前政権、米国第一主義の下で、マルチの枠組みよりも二国間の交渉、これを先行してきたわけでありますが、バイデン大統領、内政上の課題もありますが、対外的には、同盟国との関係を再構築し、また国際協調を模索をするということでありまして、この国際協調の中には気候変動の問題もあります。さらには、コロナ対応の問題もあります。そしてまた、自由で開かれたインド太平洋地域へのコミットメント、こういったものもあるわけでありまして、まさにそういったこれまで日本が進めてきた様々なODAと合致する分野、これは非常に多いなと思っておりまして、米国ともすり合わせをしながら、同時に、我が国独自のこれまで進めてきたODAの取組、この方針、こういったものは維持しながらODA戦略進めていきたいと思っております。
田
田島麻衣子#20
○田島麻衣子君 今、バイデン政権とは優先課題と合致する部分が非常に多いということをおっしゃって、私も心強く感じております。
新型コロナウイルス感染症が発生して一年以上たっております。この感染症から我々が学んだことは、まず公衆衛生の大切さ、手洗いということがもう本当に大事だということと同時に、私の前職のWFPでは、コロナが飢餓を加速させているということも指摘されております。
この新型コロナウイルス感染症が、我が国をめぐる国際環境、それから我が国の外交に与える影響、またODA予算にどのように今後影響を与えていくか、外務大臣の御見解を伺いたいと思います。
この発言だけを見る →新型コロナウイルス感染症が発生して一年以上たっております。この感染症から我々が学んだことは、まず公衆衛生の大切さ、手洗いということがもう本当に大事だということと同時に、私の前職のWFPでは、コロナが飢餓を加速させているということも指摘されております。
この新型コロナウイルス感染症が、我が国をめぐる国際環境、それから我が国の外交に与える影響、またODA予算にどのように今後影響を与えていくか、外務大臣の御見解を伺いたいと思います。
岡
岡田恵子#21
○政府参考人(岡田恵子君) お答え申し上げます。
今回の新型コロナ危機は、国際社会の連帯の必要性を私たちに改めて想起させてございます。私たちは、この危機により分断された世界ではなく、危機を乗り越えるべく団結した世界を実現しなければならないと考えてございます。
今回の危機によりまして、世界の人々の命、また生活、尊厳が脅かされています中で、人間の安全保障の理念に立脚しまして、誰の健康も取り残さないユニバーサル・ヘルス・カバレッジの達成を目指すことが重要でございます。そのために、日本は、喫緊の課題でございます感染症危機の克服、保健医療システムの基盤強化、そして感染症に強い環境の整備という多層的な取組をスピード感を持って展開してございます。
特に、この局面展開のためには、既に各国で始まったワクチン接種を進める必要がございます。ワクチンへの公平なアクセスの確保や普及を加速していくことが極めて重要であると考えてございます。そのため、COVAXファシリティーの途上国向けへの枠組みへの拠出を増額しまして合計二億ドルを拠出することを表明しまして、また、これまでの日本の長年の経験と世界トップクラスの技術や設備を生かしまして、ワクチンを一人一人に届けるラストワンマイル支援をかつてないスピードで実施してまいります。
この発言だけを見る →今回の新型コロナ危機は、国際社会の連帯の必要性を私たちに改めて想起させてございます。私たちは、この危機により分断された世界ではなく、危機を乗り越えるべく団結した世界を実現しなければならないと考えてございます。
今回の危機によりまして、世界の人々の命、また生活、尊厳が脅かされています中で、人間の安全保障の理念に立脚しまして、誰の健康も取り残さないユニバーサル・ヘルス・カバレッジの達成を目指すことが重要でございます。そのために、日本は、喫緊の課題でございます感染症危機の克服、保健医療システムの基盤強化、そして感染症に強い環境の整備という多層的な取組をスピード感を持って展開してございます。
特に、この局面展開のためには、既に各国で始まったワクチン接種を進める必要がございます。ワクチンへの公平なアクセスの確保や普及を加速していくことが極めて重要であると考えてございます。そのため、COVAXファシリティーの途上国向けへの枠組みへの拠出を増額しまして合計二億ドルを拠出することを表明しまして、また、これまでの日本の長年の経験と世界トップクラスの技術や設備を生かしまして、ワクチンを一人一人に届けるラストワンマイル支援をかつてないスピードで実施してまいります。
茂
茂木敏充#22
○国務大臣(茂木敏充君) ワクチンの普及と、これ、まず、日本の国内においてもできる限りのスピード感を持って、そしてしっかりした体制で進めるということが最優先であります。しかし同時に、世界のどこかにウイルスが残っていたらまた世界的な感染の拡大、これが起こってしまう危険性というのはあるわけでありまして、特に途上国に対する様々な支援というのは重要だと考えております。
今回の新型コロナの世界的流行が浮き彫りにしたのは、医療や保健面でもやはり途上国の脆弱性と、こういったものだと思っております。まず医療保健体制を立て直す、それを強化していくという意味では、この一年間、外務省として、また日本政府として、これまで例えばODAであったりとか様々なもの、交換公文を結んだりと、三か月ぐらいは掛かるものを、もうそれを三分の一ぐらいに縮めて、期間といいますかその手続をですね、いち早くそういう援助を行っていく。
同時に、国によってニーズは違うわけですから、ある程度選択できるというか、向こうの国が本当に救急車が欲しいのか、何が欲しいのか、医療関係の設備が欲しいのか、相手のニーズに合った形の、できる限りテーラーメードになった形で、しかもスピード感を持って臨むということで進めてまいりました。
ワクチンにつきましては、なかなか先進国のように、途上国の場合は大量のロットを自分の国の資金で確保できないということでどうしても遅れてしまうという面があると。そのためにCOVAXファシリティーと、こういう国際的な枠組みをつくるということでも日本はこれを主導してまいりましたし、既に二億ドルの拠出も行っております。
同時に、ワクチンについては、その国に届くまではCOVAXの枠組みでできるわけでありますけど、その国に入ってから、最終的には国民一人一人にそのワクチンが実際に接種されなければ意味がないわけでありまして、そうなりますと、冷凍設備であったりとか運搬車、まさにラストワンマイルと、これをどうするかと。ここの部分は日本は、技術面でも設備面でも、またノウハウ面でも強みを持っていると思っておりまして、こういったラストワンマイルの支援と、これも更に強化をしていきたいと思っております。
この発言だけを見る →今回の新型コロナの世界的流行が浮き彫りにしたのは、医療や保健面でもやはり途上国の脆弱性と、こういったものだと思っております。まず医療保健体制を立て直す、それを強化していくという意味では、この一年間、外務省として、また日本政府として、これまで例えばODAであったりとか様々なもの、交換公文を結んだりと、三か月ぐらいは掛かるものを、もうそれを三分の一ぐらいに縮めて、期間といいますかその手続をですね、いち早くそういう援助を行っていく。
同時に、国によってニーズは違うわけですから、ある程度選択できるというか、向こうの国が本当に救急車が欲しいのか、何が欲しいのか、医療関係の設備が欲しいのか、相手のニーズに合った形の、できる限りテーラーメードになった形で、しかもスピード感を持って臨むということで進めてまいりました。
ワクチンにつきましては、なかなか先進国のように、途上国の場合は大量のロットを自分の国の資金で確保できないということでどうしても遅れてしまうという面があると。そのためにCOVAXファシリティーと、こういう国際的な枠組みをつくるということでも日本はこれを主導してまいりましたし、既に二億ドルの拠出も行っております。
同時に、ワクチンについては、その国に届くまではCOVAXの枠組みでできるわけでありますけど、その国に入ってから、最終的には国民一人一人にそのワクチンが実際に接種されなければ意味がないわけでありまして、そうなりますと、冷凍設備であったりとか運搬車、まさにラストワンマイルと、これをどうするかと。ここの部分は日本は、技術面でも設備面でも、またノウハウ面でも強みを持っていると思っておりまして、こういったラストワンマイルの支援と、これも更に強化をしていきたいと思っております。
田
田島麻衣子#23
○田島麻衣子君 ありがとうございます。
コロナというのは元々社会にあった脆弱性というのを更に浮き立たせているというのは、何も国内だけの問題ではなくて、途上国の関係においても同じだということを本当に私も共感いたします。
今、人間の安全保障について言葉が出てきましたので、この概念について伺いたいと思います。
これまで、国際関係論というのは国家対国家のことをずっと論じてまいりましたが、そうではなくて、人間の安全保障、つまり、一人一人に着目して尊厳、人間の尊厳に対する、を守っていくんだという考え方、これ私、すごく私が尊敬しています緒方貞子さん、またそれからインドの哲学者、経済学者アマルティア・センなどの方々が提唱してきた概念でありますが、これ、過去の菅総理の国会の一般演説等を見てみますと必ず出てくる言葉なんですね。例えば、九月二十六日、国連総会における菅総理大臣一般討論演説、一人一人に着目する人間の安全保障と。またこれ、十二月の国連のスピーチにおきましても、世界の人々の命、生活、尊厳が脅かされている中で、人間の安全保障の理念に立脚しと。茂木大臣も、大臣所信の中で人間の安全保障の危機に対応していくと。ODAの予算も、柱の一番は人間の安全保障の危機と。こう人間の安全保障という概念が非常に多くの場面で出てきております。
インド太平洋の現状について、しっかりしたルールを作っていくことが大事だというふうにおっしゃいましたが、この日本が掲げる人間の安全保障の概念がこのインド太平洋の共通価値になっていくのか。これについて大臣のお考えをお聞かせいただいてもよろしいでしょうか。
この発言だけを見る →コロナというのは元々社会にあった脆弱性というのを更に浮き立たせているというのは、何も国内だけの問題ではなくて、途上国の関係においても同じだということを本当に私も共感いたします。
今、人間の安全保障について言葉が出てきましたので、この概念について伺いたいと思います。
これまで、国際関係論というのは国家対国家のことをずっと論じてまいりましたが、そうではなくて、人間の安全保障、つまり、一人一人に着目して尊厳、人間の尊厳に対する、を守っていくんだという考え方、これ私、すごく私が尊敬しています緒方貞子さん、またそれからインドの哲学者、経済学者アマルティア・センなどの方々が提唱してきた概念でありますが、これ、過去の菅総理の国会の一般演説等を見てみますと必ず出てくる言葉なんですね。例えば、九月二十六日、国連総会における菅総理大臣一般討論演説、一人一人に着目する人間の安全保障と。またこれ、十二月の国連のスピーチにおきましても、世界の人々の命、生活、尊厳が脅かされている中で、人間の安全保障の理念に立脚しと。茂木大臣も、大臣所信の中で人間の安全保障の危機に対応していくと。ODAの予算も、柱の一番は人間の安全保障の危機と。こう人間の安全保障という概念が非常に多くの場面で出てきております。
インド太平洋の現状について、しっかりしたルールを作っていくことが大事だというふうにおっしゃいましたが、この日本が掲げる人間の安全保障の概念がこのインド太平洋の共通価値になっていくのか。これについて大臣のお考えをお聞かせいただいてもよろしいでしょうか。
茂
茂木敏充#24
○国務大臣(茂木敏充君) 一九八九年に東西冷戦構造というのが崩れました。それまでは、安全保障というと専ら軍事面の安全保障と、これをみんなが起草するという感じでありましたけれど、人間の安全保障については、その冷戦構造が終わった九〇年代、一九九四年に初めて国連開発計画の人間開発報告書においてこの概念、これが国際社会に示されまして、また二〇一二年に人間の安全保障に関する国連総会決議が全会一致で採択をされておりまして、二〇一五年に採択された誰一人取り残さない社会の実現を目指す持続可能な開発目標、SDGsにもその考えは反映をされているわけであります。
新型コロナの対策の観点から、元々御案内のとおり、日本、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジと、こういったことを唱えてきたわけでありますが、まさにそういう時代が来ているんだなということで、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジの達成のために、脆弱な立場にある一人一人に焦点を当てて医療保健体制の強化を含め持続可能な社会づくりを目指す人間の安全保障の考え方、これは国際社会においてより一層重要になってきていると考えております。
インド太平洋地域、太平洋島嶼国であったりとかアジアの国の中でもメコン諸国であったり、また中東の一部の地域、さらにはアフリカ、様々な意味で開発途上にあり、また、一人一人の子供たちを見ても、例えば教育が受けられない、また十分な医療が受けられない、様々厳しい立場にいる人口も多いことも事実だと、こんなふうに私は考えておりまして、このアジア太平洋地域において、例えば、昨年十一月に採択をされました日・メコン地域諸国首脳会議共同声明、さらにはAPECの首脳宣言で人間の安全保障の重要性について言及されておりまして、引き続き人間の安全保障の概念の普及に取り組んでいきたいと思っております。
そして、概念の普及というものは、言葉で唱えるというか、提唱するということも重要ですけど、実際に肌身に感じるということがやっぱりいろんな国で伝わっていくんではないかなと。様々な取組を通じて、あっ、これが自分にとっての人間の安全保障なんだと、こういう実感をより多くの人が持ってもらうということが極めて重要だと思っております。
この発言だけを見る →新型コロナの対策の観点から、元々御案内のとおり、日本、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジと、こういったことを唱えてきたわけでありますが、まさにそういう時代が来ているんだなということで、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジの達成のために、脆弱な立場にある一人一人に焦点を当てて医療保健体制の強化を含め持続可能な社会づくりを目指す人間の安全保障の考え方、これは国際社会においてより一層重要になってきていると考えております。
インド太平洋地域、太平洋島嶼国であったりとかアジアの国の中でもメコン諸国であったり、また中東の一部の地域、さらにはアフリカ、様々な意味で開発途上にあり、また、一人一人の子供たちを見ても、例えば教育が受けられない、また十分な医療が受けられない、様々厳しい立場にいる人口も多いことも事実だと、こんなふうに私は考えておりまして、このアジア太平洋地域において、例えば、昨年十一月に採択をされました日・メコン地域諸国首脳会議共同声明、さらにはAPECの首脳宣言で人間の安全保障の重要性について言及されておりまして、引き続き人間の安全保障の概念の普及に取り組んでいきたいと思っております。
そして、概念の普及というものは、言葉で唱えるというか、提唱するということも重要ですけど、実際に肌身に感じるということがやっぱりいろんな国で伝わっていくんではないかなと。様々な取組を通じて、あっ、これが自分にとっての人間の安全保障なんだと、こういう実感をより多くの人が持ってもらうということが極めて重要だと思っております。
田
田島麻衣子#25
○田島麻衣子君 ありがとうございます。
軍事力や経済力といったハードパワーのみならず、やはりソフトパワーというのはその国の魅力、それから価値観などに対する共感というところで生まれてくる部分が多いと思います。
ソフトパワーというと、アニメ、日本食、すしというふうに出てきますが、それだけではなくて、この政策の魅力であったりとか哲学、こういったところにも魅力を感じる源泉はあるのかと思うんですが、このODA予算ですね、今年令和三年は、五千六百八十億円のうち人間の安全保障に対してどれだけの予算を掛けていく御予定なんでしょうか。お答えいただけますでしょうか。
この発言だけを見る →軍事力や経済力といったハードパワーのみならず、やはりソフトパワーというのはその国の魅力、それから価値観などに対する共感というところで生まれてくる部分が多いと思います。
ソフトパワーというと、アニメ、日本食、すしというふうに出てきますが、それだけではなくて、この政策の魅力であったりとか哲学、こういったところにも魅力を感じる源泉はあるのかと思うんですが、このODA予算ですね、今年令和三年は、五千六百八十億円のうち人間の安全保障に対してどれだけの予算を掛けていく御予定なんでしょうか。お答えいただけますでしょうか。
岡
岡田恵子#26
○政府参考人(岡田恵子君) お答え申し上げます。
先ほどから御質問ございます人間の安全保障の考え方は、我が国の開発協力の根本にある指導理念でございます。開発協力大綱の中でも、人間の安全保障の推進を開発協力政策の基本方針の一つと位置付けてございます。
外務省では、令和三年度予算案の柱の一つとして、人間の安全保障の危機である新型コロナを克服するとともに、ポストコロナを見据えた取組を進めるということを掲げてございます。
人道、開発分野の様々な案件が人間の安全保障に関連しますため、人間の安全保障に使用される予算額というものを特定することは非常に難しいところでございます。ただ、例えば令和三年度のODA予算におきましては、人間の安全保障基金に対する拠出金五・七億円を計上しているところでございます。
以上でございます。
この発言だけを見る →先ほどから御質問ございます人間の安全保障の考え方は、我が国の開発協力の根本にある指導理念でございます。開発協力大綱の中でも、人間の安全保障の推進を開発協力政策の基本方針の一つと位置付けてございます。
外務省では、令和三年度予算案の柱の一つとして、人間の安全保障の危機である新型コロナを克服するとともに、ポストコロナを見据えた取組を進めるということを掲げてございます。
人道、開発分野の様々な案件が人間の安全保障に関連しますため、人間の安全保障に使用される予算額というものを特定することは非常に難しいところでございます。ただ、例えば令和三年度のODA予算におきましては、人間の安全保障基金に対する拠出金五・七億円を計上しているところでございます。
以上でございます。
田
田島麻衣子#27
○田島麻衣子君 ありがとうございます。
十三年間国連で働いていた中で、人間の安全保障、二〇〇七年当時というのはかなり耳にしたんですが、私が退任する頃というのはなかなか聞けなくなっていたので、やはり日本政府としても本当に人間の安全保障をしっかりやっていくのであるならば、一般の市民の方に対する啓発も含めて、国連に対する働きかけというのはもう少し必要なのかなというふうに思ったりとかはします。
次の質問に移らせていただきます。
国際機関の日本人幹部が本当に少ないと思います。これにはいろいろな問題があると思いますが、今後、国際機関で日本人幹部を増やしていく方法、それから課題についてお答えいただけますでしょうか。
この発言だけを見る →十三年間国連で働いていた中で、人間の安全保障、二〇〇七年当時というのはかなり耳にしたんですが、私が退任する頃というのはなかなか聞けなくなっていたので、やはり日本政府としても本当に人間の安全保障をしっかりやっていくのであるならば、一般の市民の方に対する啓発も含めて、国連に対する働きかけというのはもう少し必要なのかなというふうに思ったりとかはします。
次の質問に移らせていただきます。
国際機関の日本人幹部が本当に少ないと思います。これにはいろいろな問題があると思いますが、今後、国際機関で日本人幹部を増やしていく方法、それから課題についてお答えいただけますでしょうか。
宇
宇都隆史#28
○副大臣(宇都隆史君) お答えいたします。
国際機関における職員は、基本的には中立的な存在で、求められる一方で、日本人幹部が世界で活躍することは、日本の存在感を高め、日本と国際機関との関係強化の観点からも重要であるというふうに深く認識しております。
これまで日本では、今までの歴代で四名の国連の、済みません、四つの国連専門機関や国際原子力機関で日本人トップを輩出してまいりました。
現在も、本年予定されている万国郵便連合国際事務局長選挙に目時政彦さんを擁立して、そういった状態で、政府一体となって実現に取り組んでいるところでございます。
また、こうしたトップをつくるためには、トップの前段階となる次長以下の幹部ポストで活躍する日本人職員を増やしていくこと、これが非常に重要だというふうに考えておりまして、田島委員も十三年間にわたってWFPで御活躍いただきましたが、田島委員も活用されたジュニア・プロフェッショナル・オフィサー、JPO制度を通じて若手の人材発掘、あるいはその一段階上の中堅レベルの派遣を考えた人材育成、これも今、現在、平成の二十九年からですけれども予算化をいたしまして、現在十一人、これで活躍している方々がいらっしゃいます。
なお、政府としては、二〇二五年までに国際関係機関で日本人職員を千人達成しようという目標に向けて今頑張っておりまして、現在、幹部八十八名を含む九百十二名、これは過去最大の数字でございますけれども、目標の達成に向けて全力で取り組んでいるところでございます。
引き続き、内閣官房を始めとする関係省庁と緊密に連携をし、取り組んでまいります。
この発言だけを見る →国際機関における職員は、基本的には中立的な存在で、求められる一方で、日本人幹部が世界で活躍することは、日本の存在感を高め、日本と国際機関との関係強化の観点からも重要であるというふうに深く認識しております。
これまで日本では、今までの歴代で四名の国連の、済みません、四つの国連専門機関や国際原子力機関で日本人トップを輩出してまいりました。
現在も、本年予定されている万国郵便連合国際事務局長選挙に目時政彦さんを擁立して、そういった状態で、政府一体となって実現に取り組んでいるところでございます。
また、こうしたトップをつくるためには、トップの前段階となる次長以下の幹部ポストで活躍する日本人職員を増やしていくこと、これが非常に重要だというふうに考えておりまして、田島委員も十三年間にわたってWFPで御活躍いただきましたが、田島委員も活用されたジュニア・プロフェッショナル・オフィサー、JPO制度を通じて若手の人材発掘、あるいはその一段階上の中堅レベルの派遣を考えた人材育成、これも今、現在、平成の二十九年からですけれども予算化をいたしまして、現在十一人、これで活躍している方々がいらっしゃいます。
なお、政府としては、二〇二五年までに国際関係機関で日本人職員を千人達成しようという目標に向けて今頑張っておりまして、現在、幹部八十八名を含む九百十二名、これは過去最大の数字でございますけれども、目標の達成に向けて全力で取り組んでいるところでございます。
引き続き、内閣官房を始めとする関係省庁と緊密に連携をし、取り組んでまいります。
田
田島麻衣子#29
○田島麻衣子君 ありがとうございます。
今、国連機関で幹部を占めている方々の背景見てみますと、例えば今の国連事務総長はポルトガルの首相でしたし、それから前のUNDPの総裁というのはヘレン・クラークといってニュージーランドの首相を三期務めているんですね。
今のこの国連内のトレンドというのは、各国の閣僚級ですね、これを務めた方々が国連機関に入っているという形が非常に多く見えるんですが、ちょっと大臣に伺いたいんですが、日本で、この閣僚を経験された方々を国際機関の幹部として、もう本当に、D1とかではなくて、本当の幹部として入れていくような試みというのは考えていらっしゃるんでしょうか。
この発言だけを見る →今、国連機関で幹部を占めている方々の背景見てみますと、例えば今の国連事務総長はポルトガルの首相でしたし、それから前のUNDPの総裁というのはヘレン・クラークといってニュージーランドの首相を三期務めているんですね。
今のこの国連内のトレンドというのは、各国の閣僚級ですね、これを務めた方々が国連機関に入っているという形が非常に多く見えるんですが、ちょっと大臣に伺いたいんですが、日本で、この閣僚を経験された方々を国際機関の幹部として、もう本当に、D1とかではなくて、本当の幹部として入れていくような試みというのは考えていらっしゃるんでしょうか。