宍戸常寿の発言 (内閣委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○参考人(宍戸常寿君) 御質問ありがとうございます。
私自身はCOCOAに関する内閣官房テックチームの有識者会合のメンバーでございましたので、その観点からも申し上げたいと思います。
COCOAについては、個人情報の提供というものがそもそもないという形で、ブルートゥースの機能を使ってお互いの端末がやり取りをし、そして自分が感染したということが分かった場合には、その濃厚接触者にグーグルそれからアップルの提供するAPIを使ってそのお知らせをすると、そういったことを通じて基本的には行動変容を促していくと、こういう仕組みであったというふうに理解しております。
これは、プライバシーに最大限配慮しながら、繰り返しになりますが、基本的には行動変容を促していくと、積極的疫学調査には使わないというふうな考え方で設計されたものについて、我々、プライバシー、セキュリティーの観点から政府に意見を申し上げたところであります。
これが思ったほど有効な成果が上がってないのではないかというのは幾つか要因があろうかと思いますけれども、その一つには、先生おっしゃいましたHER―SYSとの連携というのがこれがうまくいかなかったと。HER―SYSの側の取組とそれからCOCOAの側の取組が十分に連動していなかったということが一つ。
それからもう一つは、やはりこのアプリを入れることによるメリットというものがいま一つその利用者の方々に実感しにくかったのかということがございます。これもややボタンの掛け違えになるところがありまして、現在のように非常に感染者が増えている状況であれば、このCOCOAについては、今のような様々な問題が、ついて評判が悪くなる前であれば、より一層有効的、有効に利用されたのかなというふうにも思っております。
それから三点目は、技術的な問題に必ずしも十分政府の側で対応する体制が整っていなかったと、その委託や再委託の問題も含めてというところがあります。
こういった問題というのを参考にしながら、引き続き、データの利活用に求められるデータガバナンスであるとか、そのメリットをどういうふうに利用者に還元していく、しかも、それが見える形で還元していくかと。その際に、どこまで、必要なプライバシーにどこまで触れるかということについてもしっかり調査してやっていくといったような姿勢が教訓として引き出せるのではないかと考えております。
以上です。