田名部匡代の発言 (農林水産委員会)
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○田名部匡代君 大臣、思いが一致してうれしいです。私も、十年たつのに、安全でおいしい食べ物を提供してくださっているその価格が全国と比較して低い、まだ戻り切らないというのは本当に問題だし、必死で再生をというか、復興を成し遂げようと思って被災地に残って活動している方々にとってもこれは本当につらい思いをされているんじゃないかな、これ何とかしていかなければならないというふうに思っているんですね。
今大臣からも消費者庁の調査のお話もありましたし、他省庁との連携もされているようなので、是非、いろんなアンケート取られていますよね、消費者庁もそうだし、自治体もそうだし、また三菱総合研究所なんかでもずっと継続的に調査をしているものがあって、確かに消費者側の食品に対する意識というのは大分変化があった。これは被災地の皆さんや、また国もそうかもしれないけど、そういう一生懸命な取組が結果として出ているというふうに思うんですけれども、やっぱり現場から聞くと、流通段階での誤解、何というかな、消費者の人たちがまだ買おうという気持ちにならないのではないかとか売れないのではないかということでそれを控えてしまうだとか、安くなければ売れないのではないかということで価格に影響が出てくるというようなこともあるのかなということと、これもう一つ、基準値を超えないものについていつまで検査するのかというのは被災地でも意見が分かれるところで、売り先が求めてくるから公でやってもらわないと自費で検査することになるので負担が大きくなるという声もあるし、逆に検査をし続けることでいつまでも安全性が疑われる要因にもなっているのではないかという声もあるんです。
実は、このことでまた更に被災地では見えない被害を生んでいる。それは何かというと、分断なんですね。一緒に同じ地域でいろんなものを作ってきた、地域の中で、コミュニティーの中でみんなで努力をしてきたのに、こういうことで意見が分かれる、意見の相違が地域に分断を生んでいると、これも見えない被害の一つだということを被災地の方がおっしゃっていました。
だから、その現場、被災地の声というのはとっても大事だし、それは尊重されるべきことだと思います。どうするのがいいのか。安心を消費者の皆さんに理解してもらうために、じゃ、どうするのかというのはとっても大事なんだけれども、被災地にその判断を押し付けるよりも、やっぱり風評被害を取り除く努力を国が先頭に立ってやっていくことで、もう誰もそんなこと求めていないよという状況を周りからつくっていくことがとっても大事だというふうに思うんですね。
ですから、大臣にもそこは意識をしていただいて、流通関係のところに言うべきことがあるならしっかりと情報を発信すると、そして理解をしてもらうと。海外のことも取り上げていただきました。検査をしていることすら知っていただいていないという状況が海外にもあると思うんです。ですから、そういうことも徹底して説明をして、その規制を解いていくということを是非やっていただきたいというふうに思います。
あわせて、先般、国連の科学委員会が、被曝が直接の原因となる健康への影響が将来的に見られる可能性は低いという報告書を出しました。これ、大臣、御覧になっていますか。なっていれば感想をお聞かせください。