駒込武の発言 (文教科学委員会)

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○参考人(駒込武君) 御質問どうもありがとうございます。一々もっともだなと思いながら聞かせていただきました。
 先ほど最後のところで、この改正案への対案というか、この改正案をこのように修正してほしいという案を参議院議長への請願として提出させていただきましたということを申し上げましたが、その中では、教育研究評議会の議長を学長ではなく評議員の互選にしてほしいという要求を出させていただいております。
 それから、その前提なのですが、このそもそも教育研究評議会というものがどのような構成になっているのか、これは大学によってかなり違うんですが、例えば福岡教育大学のような場合、教育研究評議会の評議員はほとんど全て学長指名です。そうすると、それ以外の一般の教員とはもう全く切れてしまうわけですね。他方、私の属する京都大学は、基本的に教授会の選挙で評議員を選んでおります。筑波大学の場合は、およそ半々ぐらいであるというふうに聞いています。半々ぐらい、つまり学長指名が半分ぐらいいると、選挙で選ばれた学部長の一人か二人が学長を支持すると、その教育研究評議会の議決も変わるという体制になっています。
 そこで、私たちが提案させていただいたのは、教育研究評議会において学長指名の評議員を三分の一以下にとどめるということです。少なくともその三分の二というものは各教授会なり様々な合議体によって選ばれた人たちが入る。そして、教育研究評議会の議長というものも学長ではなく選挙にする。そうすることによって初めて学長に対する牽制機能というものが効いてくると考えています。もちろん、監事の先生による牽制機能、あるいは経営協議会による牽制機能も必要ですが、圧倒的に大多数を占める教職員、学生の声を聞かない下での牽制機能というのは実効性も乏しいと思いますし、ある意味でその監事の先生方に大きな負担を掛け過ぎてしまうということもあると思います。
 経営協議会についても事態は同様であり、やはり議長は互選にしていくべきだというふうに思っています。
 議事録の公開なんですが、今多くの大学において議事録は公開されていると思います。ところが、やっぱりどのようなレベルでの議事録が残されているかによって議事録の意味が大きく変わってくるわけです。
 私は京都大学の労働組合の委員長もしておりましたが、そこで、文科省から出向している理事の先生と例えば雇用問題について様々に、何とか雇用の待遇を改善してほしい、京都大学で勤めて、経験もあり知識もあり能力もある職員が五年たったら必ず辞めなきゃいけないというような制度を変えてほしいというようなお願いをしております。ですが、理事は、いや、そういうことを言っても経営協議会に通じないというような形でなかなか交渉が成立しません。
 その理事の先生、あるいは学長は学長で外部の経営協議会の委員の先生方にいろいろ経営上の厳しい条件を突き付けられて苦心されているんだと思うんですが、私の思いとしては、むしろその突き付けられた要求を私たち一般の教職員に教えてほしい。外部からの目はこれだけ厳しい、財務状況もこれだけ厳しい、その中でどうしたらいいかを一緒に考えようという、そういう姿勢を示していただきたいと思いますし、そうした議事録を公開していただきたいというふうに思うんですが、現状の議事録は決まったことだけで、なかなかそうしたことが分からない。この辺りを何とか透明性を確保することによって、大学としての一体感を持って学長のリーダーシップも支持しながら国立大学の改革を進めていけるのではないかと思います。
 以上です。

発言情報

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発言者: 駒込武

speaker_id: 23282

日付: 2021-05-11

院: 参議院

会議名: 文教科学委員会