梅村みずほの発言 (文教科学委員会)
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○梅村みずほ君 おはようございます。日本維新の会の梅村みずほでございます。本日もよろしくお願いいたします。
本日議題となっておりますいわゆるわいせつ教員対策法案、まずは、御提出いただきました発議者の皆様に心よりお礼申し上げます。本来、子供を守り育てる立場の教員が、児童生徒の心と体と人生を台なしにしてしまうわいせつ行為、性暴力を働くことは決して許すことができません。
既に、衆議院の文部科学委員会での議論や、本日、斎藤委員からの御指摘もございますように、学校の外に出ればまた子供に関わる仕事に就くことができる点、保育士や塾講師、学内のボランティアや外部指導員などが対象に含まれない点など、この法案ではカバーできない点については発議者の皆様が誰よりも御存じのはずですので、私から質問はあえていたしません。
まずは、魂の殺人を犯して懲戒処分を受けても、三年しのげば学校現場へ何食わぬ顔で復帰することを許していた現状を大きく変えるこの法律を世に出して、引き続き、子供に一定時間以上接するサービスに就く際に無犯罪証明書の提出を必要とするイギリスのDBSなどを日本になじむようにアレンジをしていただき、更に大きな網を掛けていくよう、省庁横断での早急な議論を政府に期待するところでもあります。
さて、我が国において子供たちが直面する性暴力、性被害、性的虐待のリスクは、当然、学校教員によるもののみにとどまりません。時に実の親、親族、里親、昨日は神奈川県内の児童相談所の職員が二名逮捕されております。
私も、長女が小学一年生です。長男が小学校四年生です。母親として、公園にいるときも学校から帰ってくるときも、ひとときも安心ができないという保護者の心情を当事者の一人として感じております。子供自身が加害者となることも何ら珍しくなく、時には集団で性的ないじめが行われ、命が失われる事案もございます。
文科省では、総合教育政策局男女共同参画共生社会学習・安全課の皆様が、半年ほどの短い準備期間に大変な御努力をいただきまして、内閣府の皆様とともに、子供たちを性暴力、性犯罪の被害者にも加害者にも傍観者にもさせないための命の安全教育を立ち上げてくださいました。中身は、私が思っている性教育の一部にも重なるなと思っているんですけれども、防犯に焦点を当ててコンパクトに分かりやすく学べるように工夫されており、大変良い内容となっております。
こういった性に関する正しい知識を学校という場で教員とともに児童生徒が学べば、一人一人の性や心身、人生を尊重することの重要性について意識を共有することができます。また、何かあったときに相談しやすい雰囲気も醸成されるはずです。先ほど牧委員からも御発言ございましたけれども、やはりこの教育というものが大変重要になってくると思っております。そして、学校という場でそういった教育がなされるならば、当然、わいせつ教員の抑制にも寄与すると考えております。
しかし、今年度から既にスタートしております命の安全教育、義務ではございません。時間ややり方を工夫してできる学校はやってくださいねというスキームになっています。御存じのとおり、学校現場は消化すべきカリキュラムで余裕は余りございません。時間という物理的な問題、新しいもの、特に性という繊細なテーマを扱うというハードルの高さ、また、学校長の価値観も大きく関わり、取り入れない学校も当然のようにあることでしょう。
わいせつ教員を罰すること、特段の事情ない限り二度と教壇に立たせない仕組みも大切ですが、まずは性被害、性暴力を生まないことが何より重要で、子供たち自身が知識を持つことがお守りになると考えております。
文科大臣にお伺いいたします。
昭和の子でも平成の子でもない現在の子供たち全てに命の安全教育は必要な知識だと考えますが、学ぶ子と学ばない子がいていいでしょうか。