小林鷹之の発言 (科学技術・イノベーション推進特別委員会)
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○小林国務大臣 まず、ルール形成の点につきましては、経済安全保障の観点からも、先ほど申し上げた、弱みを克服して強みを獲得していくことによって、当然、我が国の国際社会における立ち位置は強化されますので、国益にかなう国際秩序や国際ルールの形成にこれまで以上に主体的に関わっていくこと、これが重要だと考えています。
その意味で、今委員が紹介していただいた統合イノベーション戦略二〇二二におきましても、社会実装と国際競争力強化を更に推進していくために国際的なルールメイキングが重要だということで、国際標準戦略の強化を位置づけております。
具体的に、じゃ、どこの分野でというところにつきましては、先ほどの岬委員への答えと重なるところはあるんですけれども、なかなか具体的にどこということを定めていくということは簡単な作業ではありません。
しかしながら、そこは走りながら考えるということ、また、国内外の情勢にもしっかりとアンテナを張る、時間軸によって様々状況は変化してくるので、当然柔軟に対応しなきゃいけないんですけれども、そういう難しい作業と向き合わなければいけないということで、まず、量子やAI、量子技術のもたらすインパクトというのは、先ほど政府参考人からもお話がありましたけれども、とてつもないものがありますので、各国が、この分野はもうやらざるを得ないということで、しのぎを削っています。
じゃ、そこのどこに張っていくのかというところについては、やはり、既にこの量子やAIについて分野別の戦略を明示しておりますし、まだまだこれは精度を上げていかなきゃいけないし、変えていかなきゃいけないとは思いますが、一応やっています。
また、シンクタンク機能、まだ今、日本にそういう、どこの技術を張っていくかという、これを見極めるシンクタンクというのは余りなくて、例えばアメリカだとランド研究所とかいろいろあるんですけれども、まずはそういう、政府としっかりと連携しながら、我が国がどこで本当に勝負していくのか、しっかりと見極めていくための機能というものをこれからつくっていきたいというふうに思っておりますし、先般成立させていただいた、御党にも御賛同いただいた経済安全保障推進法の中にもそういう柱を一つ位置づけているところであります。
その中で、例えば量子というところについては、非常に重要な分野であって、先般、量子未来社会ビジョンを策定しました。量子暗号通信ネットワークのオープンテストベッドを活用して、多くのユーザーに参加をしていただいて、実用化の技術の実証や高度化に取り組んでいただくことで、幅広い関係者を巻き込みながら、世界に先駆けて標準化を進めることとしております。
そうした意識を持って、関係省庁、また、国だけで当然できることではないので、産学官連携しながら、こうしたルールメイキング、常に念頭に置いて進めていきたいと考えます。