青柳仁士の発言 (外務委員会)

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○青柳(仁)委員 今の御答弁の中で、国際情勢として厳しさと不確実性が増しているということ、そしてまた、ロシアによる、大国による力による現状変更が現状ウクライナにおいては行われている、これをアジアに広げてはならないという認識を外務大臣としてはお持ちということですから、これは仮定の質問ということではっきりとお答えはいただいていませんが、これは普通に考えれば、当然日本に対しても、こうした大国の侵略を受けるリスクはあるという認識を持っているというふうに考えるのが普通ではないかなと思います。
 まずそこからお話をスタートさせていただきたいんですけれども、ウクライナの危機は我々日本に三つのことを教えているというふうに考えています。
 これは我が党の緊急提言等でも繰り返し申し上げてきたことではありますが、改めてこの場で申し上げますと、第一には、戦後の世界の平和を担ってきた国連安保理を中心とする国際秩序は機能不全に陥っているということ。したがって、現在の国際情勢下においても、大国による核兵器による威嚇や侵略のリスクが現実に存在するということです。
 二つ目は、核保有国がしかける戦争に対して、アメリカは極めて及び腰である。これまで我が国の安全保障上の唯一のよりどころであった日米同盟は、将来にわたっての絶対的な抑止力、防衛力とは言い難い状況にあるということ。
 三つ目は、現代の戦争はハイブリッド戦であって、日本の軍事以外のハイブリッド戦に対する対処能力は極めて脆弱である。先日成立したばかりの経済安全保障も、我が党から度々指摘させていただいたとおり、極めて防御力としては弱いものにとどまっているというふうに認識しています。
 こうした中で、日本は、ロシア、中国、韓国と領土問題を抱えています。また、北朝鮮からは軍事的挑発を度々受けているということで、ほぼ全ての周辺国と問題を抱えている状況にあります。こうしたウクライナ危機によって不安定化した国際情勢下で、紛争勃発のリスクは世界的に高まっていると考えるのが自然だと思っています。
 こうした中、もう既に世論調査等にも表れておりますが、収束の見えないウクライナ危機を背景に、多くの国民が安全保障に対して現実の脅威として不安を抱いているという状況があるかと思います。
 我々の政治のサイドは、当然のことながら、こうした国民の不安に応えていく義務があろうかと思いますが、私は、最初に申し上げたいんですが、それに対して、現状、今の外務省を始めとする省庁はそういった国民の不安に十分に応えていないと思っております。また、それに対してベストを尽くしてもいないというふうに考えております。それについて、今御質問をさせていただきたいと思います。
 まず、日本は、専守防衛ということで、ウクライナのような反撃力は持っていないわけであります。そうなると、日本を守っているものは何かという話になるんですが、今、国連安保理は機能しておりません。日米同盟の抑止力、対処力というのは、先ほど申し上げたとおり、核兵器保有国に対してはアメリカは極めて及び腰であるということが、今回、日本の周辺国も見ていますから、分かりましたということですね。
 クアッド、G7、G7は元々軍事同盟ではありませんし、クアッドはインドのこうした極めてネガティブな姿勢というのが最近目立っているというふうに考えています。こうした国際的な枠組みは、世界の国連安保理に代わる安全保障機構としての位置づけにはないし、その力もないというふうに認識しております。
 という中で、ロシアのような侵略国に日本が万が一攻められた場合、何の対処もできずに国民の生命と財産が奪われてしまうという状況にあるのではないかと思っております。
 こういう認識の下で、日本政府として、政府・与党、そして外務省として、国民の生命と財産を守るために日本が他国からの侵略を止める力というのは何であると現状考えているでしょうか。
    〔武藤委員長代理退席、委員長着席〕

発言情報

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発言者: 青柳仁士

speaker_id: 9336

日付: 2022-04-27

院: 衆議院

会議名: 外務委員会