萩生田光一の発言 (経済産業委員会)
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○萩生田国務大臣 蓄電池は、二〇五〇年のカーボンニュートラルの達成に向けて、自動車の電動化ですとか再生可能エネルギーの主力電源化を達成するための最重要技術の一つでありまして、日本メーカーは、技術的優位性によって、先ほど先生御披露いただきましたけれども、初期の市場は強かったんですよね。これは同じパターンで負けていますよね。液晶にしてもそうですし、半導体にしてもそうなので。その後、政府の支援も背景に、近隣の国々のメーカーが台頭してきて、日本のシェアは低下しました。
ただ、負け惜しみじゃないんですけれども、やはり、製造段階でCO2を吐き出しながら作っている蓄電池と、今、日本が作ろうと思っている蓄電池、作っている蓄電池って、ちょっと質が違って、これはどこかで巻き返してやろうという野心を持っています。
私、吉野彰先生がノーベル賞を取ったときに、一緒にスウェーデンに同行させていただいて、そのときにいろいろな話を聞かせてもらって、今、この研究を先頭でやっていただいています。世界が認める技術を持っている国なんですから、半導体と同様に、国家戦略として国も一歩踏み出して、ここは勝負してみようという覚悟でいます。その戦略を夏までにはまとめていきたいなと思っています。
戦略における今後の方向性として、具体的には、他国に依存せずに我が国において必要な蓄電池の供給を確保し続けるために、まずは国内の製造基盤の確立が必要だと思います。
それから、これが一番頭が痛いんですけれども、リチウムやコバルトなどの上流資源を確保する必要があります。残念ながら、これは他国が強いんですよ。ですから、太陽光パネルと似たような状況が今出てきちゃっているので、これはもう直接アフリカへ行ってでも掘削権を取ってくるというぐらいの覚悟でやろうと思っております。
それから、世界的に蓄電池市場が急拡大していることを踏まえて、戦略的な海外展開を進めること。次世代電池への市場の転換が起こった際にも日本が競争力を維持するために、全固体電池等の技術開発を強力に進めること。あわせて、半導体のときと同じように、人材をしっかり育成していきたいと思っています。
国内の蓄電池需要の更なる拡大などの環境整備を進めていくことなどの論点について、今まさに激しい議論をしておりまして、夏ぐらいをめどに、是非、我が国の蓄電池産業の国際競争力強化に向けて、しっかりとした戦略を示していきたいと思っています。