大橋弘の発言 (経済産業委員会)
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○大橋参考人 御質問についてですが、まず時間軸が極めて重要だと思います。この時間軸と、あと供給者側の対策と需要者側の対策、両方あると思います。
まず、供給者側の観点でいうと、長期的には、やはりエネルギーの国産化を目指していくということを着実に進めていくべきだと思います。これは時間がかかりますが、しっかりやっていくべきだと思います。
他方、現状においては、やはり限られた玉をいかに効率的に、玉というのは電力量ですね、あるいはエネルギー量をいかに効率的に使っていくのかというのが重要だと思います。
現状は、競争を軸として、分権的に、皆さん個々に玉を取ってこいということになっています。二〇二〇年度の冬、エネルギー価格が高騰したときに何が生じたかというと、複数の事業者がそれぞれ自分で玉を取りに行って、一般送配電事業者も玉を取りに行ったということであります。
これは、インバランスをしっかり守るという供給安定性を実現するためにやったことですので、決して非難されるべきではないんですが、皆さん、分権的に最適化しようとすると、やはり部分最適になると思います。全体最適にするには、誰かが一括して調整力の統制を取るという仕組みがやはり必要で、それは先ほど私が申し上げたプール制につながっていく議論だというふうに思っています。
また、そうすると、今、やはりすごく揚水の運用が重要なんですけれども、揚水の運用も、市場でやると、キロワットとキロワットアワーがうまく合わない、間尺が合わないですが、一人の系統運用者がやれば、これもまた効率的にできる余地が非常に生まれるということだと思います。
需要者側に対しては、規制をいきなり入れるよりは、事業者の自発的な努力を促していく方向というのは極めて重要だと思います。
今、この四月から、GXリーグといって、事業者で前向きに取り組む方々を集めて取組を進めるということをやられているようですけれども、そうした自発的努力を進めながら、その先に規制が入ってくる、炭素税みたいなものが入ってくるというふうな、やはりこれも時間軸を持って政策を考えていくことが事業者にとっても重要じゃないかと思います。
以上です。ありがとうございます。