橘幸信の発言 (憲法審査会)
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○橘法制局長 非常に難しいこのデータ分析ですから、私が軽々に推測するわけにはいかないので、マッケルウェイン先生に御教示いただきました。
マッケルウェイン先生がおっしゃることを私が理解できた限りで申し上げますと、次のようなことだと思います。マッケルウェイン先生も、データ分析でこうだということは言いにくいけれども、あくまでも理論レベルの推測だというふうに断られた上で、次のような御教示を頂戴しています。
緊急事態対処のための政府への権限集中、強化というのはやむを得ない、そのように考えた場合でも、議会の立法権や行政統制機能を完全に手放すことは拒否する。これは、近代立憲主義の根幹である三権分立の理念と関わるからだ、このような考え方が多くの国で支配的だからではないか。ただし、この考え方の根幹は、議会がチェック機能を果たすという民主主義の原則によるものであるから、どのような事態まで想定するかによって結論は変わってくる。
私の推測もちょっと入っています。マッケルウェイン先生の言葉そのものではありません、今のは。
想定している事態によっては、このチェック機能を事前から事後に移すことを容認し、法律の定める手続の範囲内で限定的に政府に立法機能、緊急政令の一部機能を移譲し、国会は事後チェックに徹するといった方法もあり得るのではないか。
この最後の部分は、マッケルウェイン先生もおっしゃっています。
以上です。