更田豊志の発言 (原子力問題調査特別委員会)
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○更田政府特別補佐人 お答えをいたします。
四年半前、委員長に着任をしたときに、二つ目の五年間には一つ目の五年間にはない難しさがあるという旨を申し上げました。というのは、発足時の思いですが、発足時は、大変な緊張感と使命感の下で、委員五名に加えて規制庁職員も一丸となって、また、炉規法の改正によって新しい基準の策定に向けた時期も明記をされていましたので、極めて濃密な時間を過ごしました。その経験によって立てるからこそ前へ進める部分が最初の五年間にあって、二つ目の五年間は、やはりどうしてもそれが薄れていく部分を何で補うかということが大変難しく思えました。
これから先の、さらに山中委員長の下での五年間というのは、初心をどのように維持するかということに、恐らくは委員長として大変苦労される部分がどうしてもあるだろうというふうに思っております。
私たちは、発足するとき、今もそうですが、事故は起きるものとして考えるという組織です。ですので、常に緊急時、今夜緊急時かもしれない、あしたの朝緊急時かもしれないという思いで設計をされた組織でありますが、最初の初心というのは、決して喉元過ぎれば熱さを忘れるということのないようにという意識ですが、時間がたつと、あつものに懲りてなますを吹いているというような批判を受けるようになります。
初心を忘れないということの難しさというのが時間の経過とともにますます大きくなっていくのではないかというふうに考えております。