内田眞一の発言 (財務金融委員会)
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○内田参考人 お答え申し上げます。
日本銀行では、昨年の四月、CBDCに関する実証実験を開始いたしまして、この三月までに、CBDCに求められる基本機能が技術的に可能かどうかの検証を終了いたしました。今月からは、より複雑な周辺機能の実現可能性や課題を検証する、実験の第二段階に移行しているところでございます。
また、これらと並行いたしまして、中央銀行と民間事業者の協調、分担の在り方、それから、その下でのCBDCの活用方針、活用方法などにつきまして、制度設計面の検討にも取り組んでおるところでございます。
一方、海外でございますが、欧州中央銀行は、昨年十月に正式にスタートいたしましたデジタルユーロプロジェクトの下で、様々な実務的な課題への対応を進めております。米国でも、本年一月、FRBが、CBDCの潜在的な利点やリスク、それから政策上の検討事項などを整理したディスカッションペーパーを公表し、様々な経済主体との対話を進めているところでございます。
この間、私どもを含めました七つの主要中央銀行から成る共同研究グループにおきましても、CBDCの制度設計、それから先端的な技術に関する分析、検討を進めているところでございます。
日本銀行として、現時点でCBDCを発行する計画はございませんが、御指摘のとおり、デジタル社会において、我が国の決済システム全体の安定性、それから効率性を確保することは極めて重要であると考えております。
今後とも、様々な環境変化に適切に対応できるよう、しっかり検討を進めてまいりたいと思っております。