野田佳彦の発言 (財務金融委員会)

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○野田(佳)委員 皆さん、おはようございます。立憲民主党の野田佳彦でございます。
 先ほど黒田総裁は、御報告の中で日銀短観についても触れられました。どういう触れられ方をしたかというと、業況感は小幅に悪化という表現でございましたけれども、製造業も非製造業も七期ぶりに悪化をしているし、三か月後の見通しについては、より一段と悪化をするという傾向が出ていましたね。そのことは私はもっと重く受け止めるべきだろうと思います。
 私が短観の中で注目したのは、回答した企業の示した二〇二二年度の想定為替レートでございまして、どういう想定をしているかというと、百十一円九十三銭なんです。足下のレートはどうなっているかというと、恐らく百二十二円台の半ばぐらいじゃないでしょうか。ということは、想定為替レートと比べると、十円以上も今円安で推移をしているということであります。そのことをどう受け止めるか、足下の金融政策について私はお尋ねをしていきたいと思います。
 ウクライナ情勢、大きな影響がどんどん出てきていると思いますが、これは、ウクライナ情勢は世界経済にとっては有事でありますよね。有事は、安定資産の円を買うというのが近年のいわゆる定説のようになっていたと思います。二〇一四年のロシアのクリミア併合のときにも円高です。リーマン・ショックの後も円高です。忘れもしない、二〇一一年三月の東日本大震災で、地震が起こったのは我が国であります。多くの人たちが犠牲になりました。深刻な被災者がいっぱい出ました。そのときに、あろうことか、有事でありますけれども、我が国の有事ですよ、八十二円から七十七円と一挙に五円も円高になっていった。私は当時財務大臣でしたけれども、必死でそれを食い止めるために、場合によっては単独でも介入しようと思いました。幸いにしてガイトナー財務長官などが協力してくれて、協調介入をやりました。本当にしびれる思いだったですよね。一千億円投入する、二千億円投入する、少し動いていく。でも、どこかの壁があって、なかなか動かなくなったりとか、本当に一日中、胃が痛くなる思いでございました。
 私の地元は船橋で、競馬場は二つあるし、ついこの間までオートレース場があって、ギャンブルの町ですけれども、私は、政治人生がギャンブルだから自分はギャンブルはやらないんですが、あんなにお金を張ったのは初めてで本当に胃が痛くなりましたけれども。
 総裁も財務官時代に介入しているじゃありませんか。あのときは十三兆を超えている、溝口善兵衛さんに超えられるまでは史上最大の作戦ですよね。だから、経験があると思いますが、あのときは有事の円買いという評価はまだなかった頃じゃないかと思いますけれども、今は有事だけれども、なぜか円の独歩安ですね、独歩安。しかも、僅か一か月で十円以上も円安になってきている。私、これは過度の変動だと思います。その理由は何なのか、まずお尋ねしたいと思います。

発言情報

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発言者: 野田佳彦

speaker_id: 5804

日付: 2022-04-05

院: 衆議院

会議名: 財務金融委員会