小林鷹之の発言 (内閣委員会)

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○小林国務大臣 経済安保について、これは多岐にわたる新しい課題でございますから、我が国を含めて、主要国において何か決まった画一的な定義というものがあるわけではない。これは、特段定義づけするかどうかというのは別として、多くの国民の皆様に分かりやすく伝えようとすると、私は、一般に、国家国民の安全を経済面から確保していくことだと思っています。
 今、現行の国家安全保障戦略があります。そこに幾つか国益というのが並べられていて、一つは、国家の主権、独立、あるいは国民の生命、身体、財産を守っていくこと、これが一つの国益。二つ目は、経済的な繁栄を実現していくこと、これが二つ目。三つ目が、基本的な価値観やルールに基づく国際秩序やルールの形成、これをしっかりと擁護をし強化をしていく、これが三つ目の国益なんです。私は、本当に分かりやすく言うと、そういう国益を経済的手段や経済面から確保していくことだと思っています。
 ただ、具体的に本当に定義をどうするかというのは、これは、国家安保戦略も改定していく中で、そういう検討の中でも、経済安保の視点をどう位置づけていくかというところは議論しなきゃいけないというふうに思っています。
 ただ、今日の委員会の冒頭でも申し上げましたけれども、午前中にも申し上げましたけれども、例えばアメリカの国家安保戦略、今のバイデン政権であれ、あるいはその前のトランプ政権であれ、その関連の文書にはエコノミック・セキュリティー・イズ・ナショナル・セキュリティーというふうに書いてあって、それを特段何か定義づけるとか、そうではなくて、そういう基本的な考え方や理念というものを打ち出している。そういう意味では、他国とも共有できる部分はあるんだろうというふうに思っています。
 そういう中で、国家間のパワーバランスは変化していくし、経済はグローバル化していく、サプライチェーンも多様化する、デジタル化が進んでサイバーの脅威も増えていく、革新的な技術も出てくる。そうした世の中の様々な変化の中で、これまで外交、防衛というものがどちらかというと中心に、そういう手段にフォーカスが当たっていましたけれども、それに加えて経済上の措置も講ずることによって幅広い課題に対処する必要性というのが出てきているんだろうと思っております。
 したがって、総理からも基本的な考え方ということで、いつも、自律性と優位性、不可欠性、秩序、ルールということを申し上げているんですけれども、この基本的な考え方というのは私は極めて重要だというふうに思っておりまして、これについてはしっかりと政府全体で共有をしながら、この経済安保の強化に努めていきたいと考えています。

発言情報

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発言者: 小林鷹之

speaker_id: 27647

日付: 2022-03-23

院: 衆議院

会議名: 内閣委員会