空本誠喜の発言 (農林水産委員会)

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○空本委員 いろいろな、転作とかをされて、また国内生産、小麦とか大豆とかこういったものを増やしていく、この取組は農水省の方も頑張っていらっしゃると思うんですが、実質的に、先ほど申したとおり、地方では、米についてが一番、特に西日本の農家の皆さんは、中山間地域で水田、転作しようとしても、なかなか手間がかかってしまう。
 私の地域におきましても、圃場整備も併せて基盤整備をやる中で、アスパラガスを植えてくれとかネギを植えてくれとかということをやって、圃場整備、やらせていただいているところはたくさんございますが、中山間地域の場合、人手がいません。特にアスパラガス、今、広島県は結構生産していますけれども、そういったものに対しては、毎朝毎朝、刈取りをしなきゃいけない。私も、アスパラガスを一緒に取らせてもらったことがあります。すぐに伸びてきますので、そういったときに、やはり転作だけではなくて、人手がいない、中山間地域を中心に。
 そうなると、いろいろ農政を変えていっても、やはり米をしっかり、米だったら、土日に田植をして、また土日に草取りをして、肥料をまいてということで、それほど手間がかからない。逆に、水の管理だけしっかりしていればいい。また、除草とかその辺はしっかりやりますけれども、大きな手間がかからない。だからこそ、これまで日本でははやってきたといいますか、それが続いてきた。そして、田んぼを維持できた。
 逆に、田んぼができない、また、畑も人手がいなければ転作できないとなりますと、今度は耕作放棄地が、今一番の問題の耕作放棄地が増えていく。林に戻せばいいよとおっしゃればそれで済むんですけれども、そうもいかない。やはり土壌、だんだんまた田んぼが山に返っていくと、保水力の問題とかいろいろあります。
 西日本豪雨災害もございました。あれは、広島県の場合、真砂土、滑りやすい土です。ちょっとでも雨が降れば、土砂災害がどこでもある。けれども、田んぼがあって、ため池があるからこそ、水源涵養能力があって、そこを守ってくれる、地域を守ってくださっているんですよ。だから、田んぼとため池はしっかり守っていかなきゃいけない。転作だけじゃないんですよ。転作すると、逆に、田んぼが消えて水があふれてくるとか、そういった問題が起きてきます。
 ですから、一番重要なのは、田をどのように維持していくか。水をしっかり張って、できればそこにしっかり稲を植えていく、これが一番重要な、しかし、その政策が今、日本、特に農水省、政府として逆行していると私は感じます。これは多くの農家の皆さんがそう思っています。米作りをしっかり支えるという、特に直接支払いをしっかり支えていくといいますか、これじゃないと、農業といいますか。
 また、申し上げますと、参考人から先週もお話ありましたけれども、地方というのは、やはり、中山間を中心として、工業、工場があって、その傍ら、今、田んぼを維持できる。また、年金暮らしのお年寄りが、年金を使って、今、田を維持していただいています。トラクター、耕運機を買ってくださっています。これも高いです。一機、三百万とか数百万します。これを買うにも、本当は農業での収入でしっかりできればいいんだけれども、しっかりできないのが今現状です。
 だからこそ、農政としてといいますか、米政策としては、米作りをしっかり支援できる、支援するような政策にもう一度戻さなきゃいけない。今は逆行していると感じます。是非ともその旨御理解いただいて、政策の転換というのを米政策については是非お願いしたいと思います。
 それでは、農地バンクの方について話を進めさせていただきたいと思います。
 これも、令和五年までに八割集積をしていくというところ、掲げていらっしゃいます。お手元の資料の裏面の方に、ちょうど都道府県別の担い手への農地の集積、この七年間ぐらいのデータが載っております。これをじっくり、皆さん、見ていただきたいんですよ。
 北海道は九一%です。それは集積しやすいです。また、秋田、大潟村とか、大きな田んぼがあるところ、また、富山とか石川とか、ここも頑張っていらっしゃいます。しかしながら、中国地方、広島とか山口、岡山を見ると、大体二〇%しかいかない。ここ数年で何%いったか見ても、五%ぐらいしか上がっていないんですよね。令和五年に八割まで持っていく、この伸び率を考えたら八割というのはほとんど不可能なんですよね。
 これは農水省の皆さんからしっかり御教授していただいて、見ていて、どうやったらこれから農地集積を上げていくことができるのかな。もちろん、農地バンクを活用していただくという、それが一番だと思うんですが、この数字を見てくると、すごく残念といいますか、将来が見えないなというふうに思います。
 では、実際に農地バンクで集積をどういうふうにやるかなんですが、都道府県で今、公社さんとかが農地バンクの指定を受けておられます。そして、元々の業務に対して、また新たな業務も増えているのかな。実際、業務量というのは、これまでもいろいろ質問がありましたけれども、農業振興公社などの事業者、この農地バンクの事業者としてどの程度の業務量が増えたのか、分かる範囲で農水省の方から御説明をお願いします。

発言情報

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発言者: 空本誠喜

speaker_id: 23054

日付: 2022-04-20

院: 衆議院

会議名: 農林水産委員会