末松信介の発言 (文部科学委員会)
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○末松国務大臣 お答え申し上げます。
まず、先生が、五十年前でありますけれども、まだ小学一年生、私は高校一年生でありまして、先生とは年の差が若干ございます。物で栄えて心で滅ぶ。繁栄と繁栄のひずみ両方をしっかり見てきたなというのが私の人生の実感でございます。
三十年前に文部科学大臣をお務めになった先生と話をしておりましたときに、こういう言葉を言われました。人間は教育によって人間になる、ある動物に育てられた人間は、その動物のようになってしまうということを言われました。教育を受けることによって実際に社会に入っていく、いろんな知識とか、あるいは学校の教師から、経験から学んだものを教わるということであろうかと思います。
そういう言葉を思い出したんですけれども、学校教育の成否というのは、まさに教師の資質、能力に懸かってございます。教師は、まさに子供たちの人生を変える存在であります。私も、小学校一年生から四年生まで横山一郎先生という大変立派な先生に教えていただきまして、今も、先生から教わったこと、あのときこう怒られたとか、いろんなことが一つの行動基準になってあります、六十を回りましても。だから、教師は物すごく大事な存在であるということを認識しております。
そうした大きな役割を果たす教師でありますから、十分なやりがいがあり、人との関わり合いの中で自身が成長することもできる、大変魅力的な職業であると存じます。
昨今の学校教育をめぐる様々な課題への対応のためには、優れた資質、能力を備えた教師の力が不可欠であると思います。
文部科学省としては、多くの熱意のある学生に教職を志していただくために、高度専門職業人としての教師の地位を高め、教師が誇りを持って働くことのできる環境整備にしっかりと取り組んでまいります。
さらに、現在の、令和の日本型学校教育を担う教師の養成、採用、研修、この在り方と、そして中教審で包括的な議論を、今そのことも含めて議論をいただいているところでございます。今後、その結論を踏まえまして、教職の魅力を感じさせ、質の高い教師を確保できるように、検討していきたいと思います。
いずれにしても、私は、教師にはもう少しやはりゆとりが必要だと思うんです、忙し過ぎますから。ゆとりのない先生は、やはり子供たちに十分なゆとりを与えることができないと思いますので、改善を図りたいと思います。