佐久間亜紀の発言 (文部科学委員会)

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○佐久間参考人 懸念についてなんですけれども、三つぐらいの大きな懸念があるかなというふうに思っています。
 問題は、二十二条五の四にあると思います。一と二と三は、何を記録しなければならないのかが明示されていますが、四については、当該任命権者が必要と認めるものというふうに規定されています。真面目な自治体さんは、教育委員会の皆さん、本当に皆さん真面目で誠実で粛々と仕事をなさるので、これを全部記録しなさいということになると、事務作業量が多くなり過ぎるおそれがあります。先生方は、研修に出るのはいいんだけれども、その後の報告書を書くのがすごく大変だというふうにおっしゃいます。これを全部記録していたら、それこそ子供に向き合う時間がなくなってしまいます。
 じゃ、この研修は記録するけれどもこの研修は記録しないというような選別が始まると、今度は研修の多様さが保障されなくなるおそれがあります。あるいは、公平性が担保されなくなるおそれがあります。この研修は記録してあげるけれどもこの研修は記録してあげないというふうになる、その選別をどうするのか、公平な選別をすること自体がほぼ困難ではないかと思われます。ですので、多様な研修を保障するということができなくなるおそれがあるのではないか。
 また、その記録する研修に関しては、三つ目といたしまして、質の保証をしなきゃいけないということになると、どういう内容の研修をするんですか、あらかじめ出しなさいですとか、あるいは、私ども、大学でたくさん学校教員の先生方向けに研究会や研修会を主催しておりますけれども、事前に、こういう研修はいいけれどもこういう研修は駄目というようなことがもしも起こってくるとすると、大学での思想信条の自由を侵害されるおそれ等も懸念されます。
 こういったことを杞憂に終わらせるためにも、何のために記録するのかという目的条項を設置することが大事だというふうに先ほど申し上げた次第です。
 以上です。

発言情報

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発言者: 佐久間亜紀

speaker_id: 31781

日付: 2022-04-01

院: 衆議院

会議名: 文部科学委員会