瀧本司の発言 (文部科学委員会)
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○瀧本参考人 先ほど私の資料の中で二〇一六年の文科省の勤務実態調査を記載させていただきましたけれども、それの中に免許更新制というのは入ってきていないんですね、通常の、平日の勤務の話ですから。ということは、じゃ、そこで何が一番ウェートが大きいかというと、授業、それと授業準備なんです。
私の体験からいくと、ちょうど二〇〇二年、完全学校五日制が始まったとき、当時、学習指導要領が改訂されて、ゆとり批判というのがあったかというふうに思っています。それを踏まえて、当時の遠山文科大臣が、二〇〇三年に学習指導要領の一部改正をしました。いわゆる発展的な授業ができるようになったわけですね。
その以前は、実を言うと、学習指導要領の位置づけというのは大綱的基準でした。ところが、二〇〇三年以降は最低基準になって、それ以上どんどんやってもいいよという位置づけに変わった。その結果、学校はより多く授業をするということにシフトしていきました。そして、その後、二回、学習指導要領が改訂され、一番直近でいうと、小学校の高学年の標準授業時数は、学校五日制前、六日でやっていたときと同じ授業時数になっているわけですよ。いわゆる、過去には六日でやっていたことを、今、五日でやれという話になっているんですね。当然、忙しくなるのは当たり前なんです。
決して授業を少なくすれという意味ではないです、一定の質の保証というのは必要だというのは十分承知しています。ただ、時間数だけで追っていくというのは、もう多分限界なんだと思います。私の経験からも、朝、行って、勤務時間中はほとんど授業と、あと生徒指導、これに費やされていて、ほかのことができない状況です。それをやはり抜本的に改正する、そういった意味では、先ほど佐久間参考人もおっしゃっていましたけれども、教員の持ち授業時数、これにやはり上限をかけていくということが求められるんだろうというふうに思っています。
以上です。