末松信介の発言 (文部科学委員会)
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○末松国務大臣 最初に、先生御指摘のように、教育あるいは科学技術の予算の充実は一番大事なことであると認識をしております。
近年、我が国の大学の研究力が相対的に低下をしてきておりまして、その向上は喫緊の課題でございます。
このため、今回の法案によりまして、国際卓越研究大学へ支援を行うとともに、全国の優秀な博士課程学生への支援、また、総合振興パッケージによりまして、地域の中核大学や特定分野に強みを持ちます大学の機能の強化などによりまして、我が国の研究力全体の底上げを図ることといたしております。
一方で、坂本先生御指摘のとおり、我が国の教育に関する公財政支出の対GDP比は、OECD諸国中一位のノルウェーの七・四%、OECD諸国平均四・四%に比べて、三・〇%と大変低い水準にあることは事実でございます。
子供は国の宝でありますし、教育は国の礎です。人への投資は、新しい資本主義を起動し、成長と分配の好循環の流れを加速していくための鍵でもありまして、先ほど申し上げましたような高等教育段階への投資に加えまして、初等中等教育段階にもしっかり投資を行っていくことが重要でございます。この点、教育未来創造会議からも、有識者からも指摘をされております。
こうした認識の下で、文部科学省としては、ただいまのところ、幼児教育や保育の無償化とか、高等教育の修学支援新制度などの経済的負担軽減策であるとか、GIGAスクール構想とか、三十五人学級の計画的な整備など、着実に今進めてはまいっております。加えて、今年度の予算では、小学校高学年の教科担任制を推進するため、教職員定数の改善等も図る努力をいたしているところでございます。
文科省としては、世界と伍する研究大学の実現のため、十兆円規模の大学ファンドの創設とともに、財源を確保しながら、初等中等教育段階も含めて、基本的な教育予算を引き続き着実に確保しまして、人への投資を通じて、成長と分配の好循環を実現していきたいと思います。
長くなりました。